2011年1月5日水曜日

「釣りガール」がトレンド!

2011年は「釣りガール」がトレンドになる-。こんな予測を経済誌が発表し、関連業界が色めき立っている。登山にハマる女性が増えて「山ガール」という言葉が生まれ、アウトドア業界が活況を呈したが、今度は釣りというわけだ。
流行のアイテムを扱う経済誌、日経トレンディは10年12月号で、11年のヒット予測ランキングを発表。4位に「釣女(ちょうじょ)ギア」が入った。理由 は「(女性の)スポーツやアウトドアブームの流れがついに釣りに波及。釣りウエアや用品がスタイリッシュに変貌。女子アングラーが新たな消費を生む」とし ている。
釣り業界でもその釣女を引きつけようと、いろいろな動きが出ている。「DAIWA」ブランドの釣り具メーカー、 グローブライド(東京)は10年7月、若者に人気のファッションブランド「BAPE」と組んだショップを東京・表参道に期間限定で出店。女性向けのフィッ シングウエアなどを今後、本格的に売り出していく。
「今春投入するウエアでは、派手なカラーリングで、丈を短くしたデザインにしたりして、女性を意識したものにしています」(同社広報課)という。
釣り用品販売大手のキャスティング(東京)は首都圏の大規模店舗で、「THE NORTH FACE」など人気のアウトドア用品ブランドを店の目立つ場所 に配置。「釣具店というと女性にとってどうしても敷居が高くなってしまう。その敷居の高さを低くしたかった」(同社総務担当)という。
効果は上々のようで、「女性を含めたファミリー層の来客が増え、釣り用品以外の商品の売れ行きも伸びている」(同)そうだ。
アウトドア・フィッシング用品の製造・販売を行うティムコ(東京)。昨年夏から「山ガール」ブームと連動させ、女性向けの釣り用品・ウエアを強化してい る。「山に来て、今度は川で遊ぼうをキャッチフレーズに、女性向けの販売を強化しています」(CS部)。アウトドアウエアの自社ブランド「フォックスファイヤー」はすでに女性購入比率が5割に達しており、同ブランドを軸に今年から、「釣女対策」を本格化させる。
国内の釣り用品市場は1990年代後半のバス釣りブーム以降、縮小傾向にある。日本釣用品工業会によると、国内出荷ベースで98年に2169億円だった市場が、09年には1191億円とほぼ半減している。
ただ、最近は縮小傾向に底打ち感も出ており、「ここで『釣りガール』ブームがくれば、市場の反転につながる可能性が高い」と同工業会の矢野晃専務理事は期待を寄せる。同工業会では、今年3月の釣り用品ショーなどで「『釣りガール』拡大に向けたイベントをいろいろ企画しています」(矢野氏)といい、女性を取 り込んでの市場活性化に力を入れていく。
テレビ局の釣り番組でも最近、女性アナウンサーや女性タレントが釣りに挑戦するようなシーンをよく見かける。男性中心の趣味というイメージが強い釣りも今年、登山と同様、大きく様変わりするかもしれない。

いい傾向ですねぇ! ひとりで釣りを楽しむ女性も増えるかも?? まだそんな光景は目にしたことはありませんが、かっこいいじゃないですか。それにしても、ここ10年ほどで釣り市場が半減していたとは驚きです。女性をターゲットにするのは商売の鉄則ですし、釣りブーム再来に期待します。

0 件のコメント:

コメントを投稿