2010年11月29日月曜日

緊張型頭痛と片頭痛

日本人の4人に1人がもつ慢性頭痛には緊張型頭痛と片頭痛、まれに片目の奥が痛くなる群発頭痛がある。重苦しい痛みがダラダラ続く緊張型頭痛と違って、片頭痛は仕事ができないほどの激しい痛みに襲われる。両方を併せもつ人も多く、対処が異なるので要注意だ。

【多忙の合間は要注意】
年末が近づき仕事が多忙になると慢性頭痛は起こりやすい。緊張型頭痛は首や肩の筋肉の緊張が原因となり、別称“週末頭痛”と呼ばれる片頭痛は忙しい合間に「ホッ」と一息ついたとき痛み出すことが多いからだ。
頭痛に詳しい喜多村脳神経クリニック(東京・西新宿)の喜多村一幸院長は「片頭痛の原因はハッキリ分かっていないが、三叉神経の末端から出る“痛み物質”が引き金で頭の血管が拡張し、炎症が起こるという説が有力」と説明する。
緊張型頭痛は血行がよくなる運動、お酒、入浴などで痛みがやわらぐが、片頭痛は逆にこれらの要因で痛みが増加するのが大きな違いだ。

     【薬の飲み過ぎは新たな頭痛のタネ】
片頭痛は痛みが出る前に“視界にチカチカした光が見える”前兆があるといわれるが、「実際には前兆を伴うのは20%程度で大半は伴わない」(喜多村院長)。また片頭痛でも頭の両側が痛む場合(約15%)があるという。
片頭痛の持続時間は4時間から長くても3日以内。注意したいのは緊張型頭痛と片頭痛を併せ持つ頭痛持ちの人だ。
喜多村院長は「片頭痛をもつ人は緊張型頭痛を合併している人が多い。月に数回や年に1-2回起こる激しい片頭痛を恐れ、あまりひどくない緊張型頭痛で頻繁に頭痛薬を飲むと薬物乱用頭痛を起こす」と警告する。
薬物乱用頭痛は頭痛薬を月に10日以上、3カ月服用すると起こる頭痛で、薬が効きにくく連日つらい頭痛に悩まされる。

【頭痛のタイプを分けて対応】
慢性頭痛の管理は、PCの長時間の連続操作などに注意し、普段からマッサージや入浴で肩や首のこりをほぐして頻度の多い緊張型頭痛の回数を減らすことが大切。起きても市販の頭痛薬を飲み過ぎないことだ。
そして、時々起こる片頭痛には医療機関で処方している特効薬のトリプタン製剤を頓服する。服用が早ければ2時間以内に85%の人は痛みが取れるという。
頭痛持ちでない人でも頭痛を甘くみると怖い。他の病気が隠れている可能性も十分あるので、とにかく早めに受診することが重要。「くも膜下出血でも軽度だと頭痛を訴え、普通に歩いて来院する人がいる。発見が遅れると危険」と喜多村院長。
いまから仕事はためこまず、計画的に師走を迎えよう。


私も片頭痛持ちです。確かに仕事が多忙になると頭痛に悩まされることが多いですね。あと、物凄く考えることがあると起こる様な感じもします。そして週末はあまり起こらない。
上の文中で言うと、緊張型頭痛の典型でしょうか。ということは、片頭痛と言ってたのは間違いなんですね。それに、頭痛薬を飲みたくなるほどの痛みではないのです。
頭痛に苦しむみなさん、症状にうまく対処して緩解できるといいですね。

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