2010年12月29日水曜日

英高速鉄道新車両 日立が1兆円受注へ

 日立製作所が、事業規模で総額1兆円の英国高速鉄道プロジェクトについて、年明けにも新型車両を納入する受注契約を結ぶ見通しとなった。日本は官民挙げ て鉄道や原子力発電などのインフラ輸出に取り組んでおり、日立の受注が実現することで、今後相次ぐ鉄道プロジェクトの獲得にも弾みがつきそうだ。

日立が受注する見通しとなったのは、英運輸省が発注した高速鉄道の新型車両の導入プログラム。ロンドン-マンチェスター間など主要路線の車両を、30年間にわたり最大で1400両納入する内容だ。

日立は「鉄道ビッグ3」と呼ばれる独シーメンスなどを押さえ、2009年2月に優先交渉権を獲得していた。しかし、財政難に苦しむ英国で今春保守党に政 権が交代したことで、同プログラムが英国内の「事業仕分け」の対象となり、プロジェクト自体が立ち消えになる可能性も出ていた。

ただ、日立が納入し、昨年12月に運行した英国で初の日本製高速鉄道が、厳冬でダイヤの乱れが常態化したロンドン近郊でも「唯一大きな遅れなく走行した」(幹部)ことが高い評価を獲得。運輸省側も「日立の提案がベスト」との報告を挙げているという。

英国財政の関連で、事業規模が当初より小さくなる可能性が残るが、日立は受注が決まり次第、英国に新工場を建設する。今後は近隣諸国にも売り込みをかける方針で、中西宏明社長は「プログラムを受注してから、欧州全土を攻める」と述べた。

すごいですね日立! 今後30年、納入し続ける契約とは!! しかも、これを機に英国に新工場を建設するんですよ!! 非常に頼もしいです。やはり海外インフラ整備事業の魅力は大きいですね。これを弾みに各日本企業、頑張ってほしいです。

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