2010年12月18日土曜日

国内旅行、青森・鹿児島に脚光

 JTBが17日発表した2011年の旅行動向見通しによると、国内旅行者数は、今年の見込みに比べ1・2%増の3億200万人に増え、5年ぶりに3億人 の大台に乗せると予想している。ただ、所得の減少で節約志向がさらに強まり、1回の旅行で使う平均消費額は、同0・6%増の3万2200円にとどまるとみ ている。

来年は、3連休が今年より3回多いことに加え、12月の東北新幹線に続き、九州新幹線(鹿児島ルート)も来年3月に全線開業することで、本州最北の青森と九州最南の鹿児島が脚光を浴びるとみている。

また世界最高の自立式電波塔「東京スカイツリー」が11年12月に完成予定で、東京の下町地域にも観光客が集まりそうだ。

一方、海外旅行者数は3・7%増の1730万人と2年連続で前年を上回ると予想。円高傾向が続く可能性が高いほか、羽田空港の国際化や格安航空会社(LCC)の相次ぐ就航先の拡大も追い風となる。

方面別では羽田の発着路線が充実している韓国や香港など、東アジアが伸びると予想。近距離が増えるため、平均消費額は1・9%減の25万6000円に減るとみている。

一方、訪日外国人は、5・7%増の920万人と過去最高を記録すると予想しており、政府が10年の達成を目指していた1000万人には、来年も届きそうにない。

年末年始。大型連休の過ごし方は「安・近・短」と言われて久しいですが、それは変わらないとの予測です。国内での人の動きが芳しくないのなら、海外旅行者の受け入れに政府ももっと本腰を入れるべきです。宣伝、日本の良さの売り込み等、例えば、海外で公開される日本映画に乗っかって日本宣伝するとか・・・。地道な草の根活動で日本の良さをもっと知ってもらう努力をすべきと思います。

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