2010年12月31日金曜日

“そうじ小説”って?

 今日で2010年も終わり、いよいよ明日から2011年が始まる。
もう多くの人は大そうじも終わって気持ち新たに新年を迎える準備もできていることだろう。

さて、よくそうじをすると人生が好転するという話を聞く。2005年に出版されたベストセラー書籍『夢をかなえる「そうじ力」』(舛田光洋/著、総合法令出版/刊)や今年流行した「断捨離」などは、そうじには人生を好転させる力があることを説いている。

その、“そうじによる人生の好転”のカラクリを小説で教えてくれる本が、コラムニストや経営コンサルタントなど多方面で活躍する志賀内泰弘氏が執筆した 『なぜ「そうじ」をすると人生が変わるのか?』(ダイヤモンド社/刊)だ。本作は実話を基にした日本初の「そうじ小説」である。

物語は、主人公であるサラリーマン・山村圭介が、通勤途中の公園でゴミ袋を持って空き缶を拾っている老紳士を見かけるところから始まる。なぜ、ゴミを拾っているのか疑問を抱いた圭介はその老紳士に話しかける、「どうしてゴミを拾っておられるのか」と。

老紳士の答えはこうだ。
「そうじをすると、得することがあるんじゃな」

得とは、何か?
「拾った人だけがわかるんじゃよ」

このやりとりから圭介は、ゴミ拾いが気になり始める。ある日、ふとしたことから、道に落ちていた空き缶を拾う。ここから圭介の周りで様々な変化が見られることとなる…。

本書は3つの短編連作からなり、この3つの物語は登場人物と話の内容がリンクする。巻末では、「気づきのキーワード」解説として、第1話から3話までの重要なキーワードを解説していく。

もちろん、そうじするだけで人生が上向けば苦労はしない。しかし、そうじをすることで自分自身もリセットし、モチベーションをあげるという心理的な作用があるのは確かにそうだろう。そうじの大切さを教えられる1冊だ。

「そうじ」=「自分磨き」なんでしょうね。今年流行した「トイレの神様」の歌詞の中の、おばあちゃんの遺した言葉もきっとそんな意味を含んでいるのでしょう。とか言いながら、年末の大掃除、済みましたか??

2010年12月30日木曜日

おみくじ「凶」はどのくらい?

 2011年まであとわずか。正月には、例年多くの参拝客が神社仏閣に初詣に出掛けるが、一年の運勢などを占おうと、おみくじを引く人も多いのではないだ ろうか。おみくじを引いて「大吉」「凶」などの運勢に悲喜こもごもする姿はいわば新春の風物詩。その一方で、各寺社によって吉や凶の割合が違う、などとい う“都市伝説”も飛び交う。実際のところどうなのか。

例年三が日で計約250万人が詣でる鶴岡八幡宮(鎌倉市雪ノ下)。筒を振って番号の書かれた棒を出すおみくじと、箱の中に手を入れて引くハトのお守り付 きの「鳩(はと)みくじ」の2種類があるが、それぞれの内容は同じ。1番から50番まであり、運勢と和歌が書かれている。運勢は大吉、吉など6種類あると いうが、それぞれの割合については「答えられません」と同八幡宮。「おみくじとは神様からの言葉。吉や凶といった運勢に一喜一憂せず、書いてある言葉を真摯(しんし)に読んでほしい。ためになることが書いてあります」と強調した。

県内最多級の初詣客が訪れる川崎大師平間寺(川崎市川崎区)も同様の立場だ。おみくじの7種類の運勢の割合は明らかにしないものの「凶もしっかりと入れている。でも凶が出てもがっかりしないで、書かれている内容に注意して日々を過ごして」と話す。

寒川神社(寒川町宮山)では正月、通常のおみくじと、花言葉が書かれた季節のおみくじ「四季の花みくじ」を楽しむことができる。通常のおみくじは大吉、 中吉、吉、凶が用意されているが、同神社もそれぞれの割合については「公表することはできない」とコメント。その一方で担当者は「『寒川神社で凶を引い た』という話はあまり聞いたことがありませんね」と意味深な言葉を残した。

一方で、東京都内にある浅草寺(台東区)は「吉と凶の割合が大体7対3くらいになっている」と明かす。また、同寺はホームページで「『浅草寺のおみくじ は凶が多い』とよく言われますが、古来の“おみくじ”そのままです。また凶が出た人もおそれることなく、辛抱強さをもって誠実に過ごすことで、吉に転じます」などと記載している。

いずれにせよ吉や凶に一喜一憂しないことが大事、という姿勢は共通しているようだ。おみくじを引いた際には書かれている内容にも、より注目してみては?

”吉や凶といった運勢に一喜一憂せず、書いてある言葉を真摯(しんし)に・・・”そうですよね!! しかし、凶を引くともう一度引き直したくなるのは私だけでしょうか・・・。ところで、引いたおみくじは結んで帰りますよね? 私は大吉を引いたときのみ、持って帰ります。これって、どうなんでしょ?ダメなんでしょうか??

2010年12月29日水曜日

英高速鉄道新車両 日立が1兆円受注へ

 日立製作所が、事業規模で総額1兆円の英国高速鉄道プロジェクトについて、年明けにも新型車両を納入する受注契約を結ぶ見通しとなった。日本は官民挙げ て鉄道や原子力発電などのインフラ輸出に取り組んでおり、日立の受注が実現することで、今後相次ぐ鉄道プロジェクトの獲得にも弾みがつきそうだ。

日立が受注する見通しとなったのは、英運輸省が発注した高速鉄道の新型車両の導入プログラム。ロンドン-マンチェスター間など主要路線の車両を、30年間にわたり最大で1400両納入する内容だ。

日立は「鉄道ビッグ3」と呼ばれる独シーメンスなどを押さえ、2009年2月に優先交渉権を獲得していた。しかし、財政難に苦しむ英国で今春保守党に政 権が交代したことで、同プログラムが英国内の「事業仕分け」の対象となり、プロジェクト自体が立ち消えになる可能性も出ていた。

ただ、日立が納入し、昨年12月に運行した英国で初の日本製高速鉄道が、厳冬でダイヤの乱れが常態化したロンドン近郊でも「唯一大きな遅れなく走行した」(幹部)ことが高い評価を獲得。運輸省側も「日立の提案がベスト」との報告を挙げているという。

英国財政の関連で、事業規模が当初より小さくなる可能性が残るが、日立は受注が決まり次第、英国に新工場を建設する。今後は近隣諸国にも売り込みをかける方針で、中西宏明社長は「プログラムを受注してから、欧州全土を攻める」と述べた。

すごいですね日立! 今後30年、納入し続ける契約とは!! しかも、これを機に英国に新工場を建設するんですよ!! 非常に頼もしいです。やはり海外インフラ整備事業の魅力は大きいですね。これを弾みに各日本企業、頑張ってほしいです。

2010年12月28日火曜日

ガソリンと灯油、価格じわり上昇

 ガソリンや灯油の店頭価格がじわじわと上昇している。昨年末と比べ、レギュラーガソリンは1リットル当たりで7~8円ほど高く、灯油も1缶(18リット ル)で150~170円くらい値上がりしている。米国の金融政策の影響などで国際原油相場が高値を維持しているのが原因だ。正月休みにマイカーで遠出しよ うとしている人たちにとっては厳しい価格動向となりそうだ。

石油情報センターによると、レギュラーガソリンの店頭価格(20日調査)は東京都平均で1リットル=134・8円と3週連続で値上がりした。これから暖 房用の需要が増える灯油も東京では5週連続で値上がりして1缶1503円。他の地域も同様で、大阪府平均のガソリンは131・8円と2週連続、灯油は 1418円と3週連続で上昇した。

原因は原油相場の上昇にある。石油元売り最大手のJX日鉱日石エネルギーによると、アジア市場で取引されるドバイ産原油の12月平均は1バレル=88・ 19ドルと2年ぶりの高値。東南アジア産なども含む同社の原油輸入価格は、1リットル当たりで前月比3・49円高くなった。

相場を押し上げたのは金融市場のカネ余りと欧州を襲った大寒波だ。11月に米連邦準備制度理事会(FRB)が金融緩和策を発表すると、市場にあふれた投機マネーが原油先物市場に流れ込むとの思惑を誘い、相場が上昇。寒波の欧州で暖房用需要が増えるという予想が追い打ちをかけた。

今後については、日本では「デフレ下の価格競争で値上げしにくい状況」(業界関係者)にあり、一本調子で価格が上昇し続けるとの見方は少ない。気象庁に よると、1月の気温は西日本でやや低くなるものの東日本は平年並みで、2~3月は全国的に高めに推移するといい、価格動向は「来春まで一進一退」(同セン ター)とみられている。

ここ最近、ガソリン価格は少し安くなっていた印象でしたが、ここにきてまた上昇ですか・・・。 暖房費、今期は寒い冬なのに、厳しい季節、財布にも厳しいです。年末年始の帰省とかにも痛いです。ガソリンスタンドの経営も厳しいでしょう。買い控えもさることながら、車の燃費向上で潜在需要自体もどんどん減ってるのではないでしょうか・・・。

2010年12月27日月曜日

羽田空港の「最新みやげ」がおもしろい

交通の要所としてだけでなく、いまや観光スポットとしても大人気の羽田空港。旅行や帰省客が増える年末年始に向け、国際線・国内線ともに、ユニークなお土産も充実している。特に、国際線では、侍(サムライ)をモチーフにした羊羹や、人気アニメの“キャラスイーツ”など、日本を代表する“クールジャパンみやげ”がところ狭しと並んでいるのだ。

10月にオープンして話題になった「羽田空港新国際線旅客ターミナル」(国際線)で注目なのが、「侍月庵」で販売されている「侍羊羹」(1本1000 円)。これは、その名のとおり、侍をイメージした羊羹。刀がモチーフのパッケージがインパクト大で、鞘を抜くと現れる刀身の中に、しっとりとした羊羹がつまっている。味ももちろん本格派なので、日本みやげとしても、気軽な友達へのみやげとしても楽しめる逸品だ。

また、日本を代表する人気キャラクター「キティちゃん」もスイーツに変身! 4色のハローキティの顔の「ハローキティ大福」(1個180円)は、「Hello Kitty JAPAN」で販売されている話題のおかし。夕方には売り切れることもあるほど大人気の商品なので、ゲットしたい人は、空港についたら真っ先に行くのがオススメ。

ほかにも、非常食用のパン缶のパッケージが鉄腕アトムになっている「アトム パン缶」(1個525円)や、日本のスシをイメージした「江戸前焼肉ロール」(1本1260円)など、“クールジャパン”の象徴ともいえる楽しいおみやげが軒を連ねている。

一方、国内線では、限定モノなど、特選スイーツが豊富だ。「ブールミッシュ」(SMILE TOKYO内)からは、「スマイル東京マカロン」(4個735円)が登場。ハート形とスマイルが描かれたキュートなマカロンは、黄色、ピンク、黄緑と、ポップな配色も目を引くので、帰省のお土産にはぴったり。加えて、誰もが知る有名ロールケーキ「堂島ロール」の「羽田空港限定 堂島ロール」(1470 円)など、羽田空港でしか買えない限定品もいっぱい。甘酸っぱく爽やかな味わいのレアな堂島ロールも、変わらず人気なので早めにゲットして!

観光地としても人気の高い羽田空港は、グルメに加えお土産のバラエティも豊富。今年の旅行や帰省の際には、いつもより早めに空港に行ってお土産探しをしてみては?

2010年12月26日日曜日

お寿司、外国でも安全に

 海外で急増しているすし店に衛生面での知識を普及させようと、全国すし商生活衛生同業組合連合会(山縣正会長)が外国のすし店で働く人を対象とした「すし知識海外認証制度」を始める。
 まずは来年1月26、27の両日、シンガポールで初の講習会を開催。東京都内で40年以上すしを握っている山縣会長ら職人たちが同国を訪問、ネタの鮮度を維持するための方法や魚に適した調理法など、基本的な知識を伝える。
 ヘルシー志向の高まりなどから、世界的に和食ブームが広がり、日本の代表的な料理として最近は天ぷらよりもすしの人気が高いという。ところが、「生魚の扱いを知らない外国の料理人たちがすしを握って、食中毒を発生させるケースが少なくない。ここまま放置しては日本のすし文化に傷がつく」と山縣会長。
 そうした危機感から、同連合会の職人が外国へ出向き、魚介類のほか調理器具の扱いも含めて、衛生管理などの基礎的な知識の普及に乗り出すことになった。数時間の講習の後、試験を実施して一定レベルに達した人には認定証のほか、有料でバッジが与えられる。
 山縣会長は「『認定証のある店は安全』と信頼されるように、しっかりと基礎的な知識を教えていきたい」と話している。講習会は2月以降にロンドンでも行う予定。その後も各地に5、6人の職人を派遣して、安全なすし作りの知識普及に努めていきたいという。

良い試みだと思います。認定証やバッジが普及すればいいですね。しかし有料のバッジって、おいくらにしているのでしょうか・・・

2010年12月25日土曜日

規格外野菜をアイスに

 規格外野菜で作るジェラートタイプのアイスクリームが全国の農業関係者の注目を集めている。静岡県のメーカーが「捨てる野菜を有効活用し、地元の野菜に 興味を持ってもらうきっかけになれば」と企画、注文が相次ぐようになったという。これまで約30種類の規格外野菜がアイスに生まれ変わり、各地のデパート などで販売されている。 
 同県富士市の食品製造会社「柚子庵(ゆずあん)」は今年3月、全国の農家から集めた規格外野菜のアイスクリーム加工を始めた。形が不ぞろいな野菜は皮がむきにくいなどの難点があるが、味に変わりはないため、コンポート(蜜煮)にしてミキサーで砕けば、支障は全くないという。 
 曲がったアスパラガスや虫の付いたコーンなど、毎年1~2割の作物を廃棄している鳥取県琴浦町の農業山本博通さん(44)は、「少しでも捨てる量を減ら したい」と同社に加工を依頼。東京都内のアンテナショップで販売したところ、予想以上の売れ行きで「地元の野菜の良さを知ってもらえる機会になった」と喜ぶ。 
 広島県東広島市のアイスクリーム販売業岸保宏さん(34)は、今夏から同市産のナスやピーマンなどのアイスを販売。「物珍しさもあってか、幅広い層に関心をもってもらえた」と話す。アイスで苦手なピーマンのおいしさを知り、克服した子供もいたという。
農林水産省生産局によると、規格外野菜は直売所で販売されるか動物園に提供されることが多く、「アイスクリームにするのは聞いたことがない」としている。柚子庵の斉藤剛志社長は「野菜の活用法に悩む農家のために、これからもいろいろな規格外野菜でアイスを作りたい」と意欲を見せている。 

規格外野菜、このような活用法があったのですね。ジュースにも加工されてるのでしょうか・・・。フルーツでは一般的ですが。形が悪いというだけで捨てられるなんてもったいない話はないです。野菜の収穫不足の折、規格外野菜が並んだスーパーがありましたが、好評だったようです。この「アイス」も広まればいいですね。

2010年12月24日金曜日

塾も業界再編の波

 塾や予備校など教育産業の世界で、業界再編が進んでいる。従来の「塾は小、中、高生、予備校は浪人生中心」という垣根は崩れ、大手グループへの系列化が加速。少子化傾向に歯止めがかからないことを背景に生き残りをかけた合従連衡が続きそうだ。 

◇小学生から浪人まで

「はい、この単語の意味は?」。大手予備校、代々木ゼミナールの施設を利用した東京・代々木の教室で、塾大手「サピックス」の講師が教べんをとる。20人以内の少人数でテンポのよい授業。代ゼミとサピックスが共同で9月に開設した「Y-SAPIX東大館」だ。

サピックスの少人数教育は、大教室主体の代ゼミにはないノウハウ。教室の傍らでは、代ゼミの講師が、熱心にメモを取っていた。

代ゼミは昨年9月、サピックスの中学・高校部を買収。今年5月には小学部も買収し、中学受験から大学受験までの一貫体制を整えた。「浪人生が激減し、対象学年を下に広げるしかない」。代ゼミを運営する高宮学園の高宮敏郎副理事長は、そう説明する。

代ゼミは来年3月、「Y-SAPIX」を都市部を中心に49カ所開設し、「現役」の中・高生部門を強化する。高宮副理事長は「大手の予備校、塾の創業世代が引退時期を迎え、後継者難から身売り話の持ち込みが多い。買収価格も最近下落傾向」と明かす。

教育産業界では、「予備校-塾」を中心に業態を越えた買収、提携が相次いでいる。大手予備校の河合塾は08年1月、大手塾の「日能研」と合弁で東海地区 に「日能研東海」を設立、中学・高校受験に参入した。予備校「東進ハイスクール」を運営するナガセは、06年に中学受験で定評のある塾「四谷大塚」を完全 子会社化。通信教育「進研ゼミ」を展開するベネッセコーポレーションは07年、塾大手「東京個別指導学院」を子会社化した。

◇教材・施設経費増え

買収合戦に発展することもある。塾の「佐鳴予備校」を運営する「さなる」は今年9月、予備校「栄光ゼミナール」を運営する「栄光」との資本・業務提携を 発表。しかし、「栄光」には通信教育「Z会」を運営する増進会出版も出資しており、筆頭株主の座を争っている。一方で栄光は来年からの小学校英語義務化な どに備え、今年秋、「シェーン英会話」を買収。「市進学院」を運営する「市進ホールディングス」も、学研ホールディングスなどに映像中継授業や教材を提供 するなど、広いジャンルでの提携も相次ぐ。

買収・提携が続く背景には、施設運営コストの増大がある。保護者の安全管理、防犯意識の高まりで、教室にICカード入退室システムなどを導入する塾が急増。著作権などの関係で独自教材の製作コストもかさむようになっており、中小の塾にとって大きな負担になっている。

ただ、学習塾などの動向に詳しい「月刊私塾界」の小松敦子編集長は「規模を拡大しても、指導内容などサービス満足度を上げないと支持を得られない。きめ細かなサービスをすれば小規模でも生き残る道はある」と話している。

◇子ども手当、追い風だが…

矢野経済研究所によると、09年度の学習塾・予備校の市場規模は前年度比240億円減の9000億円。10年度は子ども手当の支給などが追い風で、 9300億円と8年ぶりに増加に転じる見込みだ。しかし、18歳人口は92年の約205万人をピークに減少し、09年は121万人。10年度の学校基本調 査では、小学校の児童数は29年連続で過去最低を更新し、中学校の生徒数も過去最低だ。

また、07年の小学生の通塾率は25・9%と93年から2・3ポイント上昇したものの、中学生の通塾率は53・5%と6ポイント減少。「塾ブームのピークは過ぎた」との見方もある。

経済産業省の調査でも、学習塾受講生数はリーマン・ショック以降ほぼ横ばいだったが、子ども手当支給開始直前の今年5月から6カ月連続で増加した。ただ、「収益が悪化している塾などが多い」(業界関係者)といい、再編の流れは変わらないと見られている。

子供の数の減少に歯止めがかからない昨今、学習塾市場が縮小するのは当然です。どこに活路を見出すのか、業界のこれからの動向に注目です。それにしても、少子化で、 いいことなんてひとつもないですね・・・。

2010年12月23日木曜日

「幸せ」尺度、開発本格化

国民の「幸福度」を測ろうとする政府の取り組みが本格化している。豊かさの代表的指標である国内総生産(GDP)で中国に追い越されようとしている中、 多様な統計を駆使して満足度を捉え、政策立案に生かす試み。専門の研究会が来年6月までに具体的な測定方法の案を示す予定だが、人の幸せには「いろいろな 側面がある」(内閣府の和田隆志政務官)だけに、議論は多岐にわたりそうだ。
内閣府によると、経済指標を超えた尺度を求める動きは世界的に広がり始めている。ノーベル経済学賞受賞者らを集めてサルコジ仏大統領が設置した委員会は 昨年、社会的発展を測る指標として幸福度の重要性を提言した。中国とインドに挟まれたブータンは既に「国民総幸福量」を指標として政策に活用。英国も幸福 度の計測を検討中だ。
国内で幸福度への注目が高まったのは、昨年9月の政権交代後だ。鳩山由紀夫前首相が、官民一体で公共サービスを担い、幸せを享受できる社会の実現を目指す「新しい公共」を提唱。菅直人首相は「最小不幸社会」を理念に掲げる。
政府は今年6月、幸福度に関する統計の整備方針を「新成長戦略」に盛り込み、2020年までに「幸福感を引き上げる」との目標を掲げた。これを受けて内 閣府は、経済学や社会学などの有識者らで構成する研究会(座長・山内直人阪大大学院教授)を設置し、22日に初会合を開いた。今後の議論では、諸外国や国 際機関での取り組みを調べながら、日本特有の家族観なども考慮し、測定方法を開発する。 

日本において、自分は幸せであると言える人が少ないと耳にします。何をもって幸福と言えるのかは人それぞれでしょうし、それを数値化?するのはもっと難しそうですが・・・

2010年12月22日水曜日

トヨタ、国内生産の使命感

トヨタ自動車の 豊田章男社長は22日、国内の生産体制について「円高など不利な面もあり、日本でものづくりを続け一企業として耐えることは理屈では限界を超えている。だ が、日本を代表する企業として日本からものづくりをなくしてはいけないという使命感を持っている」と語り、国内の生産拠点と雇用を守りたいとの考えをあら ためて示した。
トヨタ単独の2011年の国内生産計画は10年見込み比5%減の310万台、国内販売は17%減の130万台。豊田社長は「エコカー補助金がなくなった分は苦しいが(今年9月の補助金終了までの)蓄積があり大変感謝している」と述べた。

円高だけではなく、昨今の国内需要の大変厳しい状況は、国内生産を続けるメリットをどんどん薄くしてると思います。企業は存続繁栄のために海外に拠点を移したほうが良いと判断する・・・、これは自然な流れだと思います。しかし、それではいけない! との考え。拍手ですね!!

2010年12月21日火曜日

追いだきは節約逆効果?!

なんだかんだで不況が続くなか、年末年始は出費も多い。少しでも節約をしようと、お風呂の水を捨てずに追いだきをする人も多いだろうが、場合によっては逆効果になることもあるという。節約アドバイザーの和田由貴さんは、こう解説する。
「お風呂の追いだきは熱効率がよくなく、200リットルの浴槽で1℃温度を上げるのに約3.2円(東京ガス調べ)。お風呂のある場所やバスタブの種類にもより ますが、冬はお湯が冷えるので15度近くまで下がったとして、40度にするには3.2円×(40-15)=80円かかります」
一方、追いだきではなく入れ直すなら、200リットルの浴槽にお湯を張るには1回約65円(東京ガス調べ)。その日に使ったお湯を捨てずに翌日再利用する昔ながらの節約法も冬場は再考を。
「夏で湯温が下がっていないときや、前の人の後、あまり間をあけずにはいる場合は追いだきがよいですが、冬はコストがかかるためNGです」(和田さん)

え~!そうなの!?って感じです。しかし、上記の例では15円の差ですが、新たにお湯を張る水道代は計算に入ってないようで・・・

2010年12月20日月曜日

リニア誘致で古都バトル

 平成57(2045)年の東京-大阪間開業を目指すリニア中央新幹線の新駅(中間駅)をめぐり、日本の2大古都、奈良県と京都府が早くも誘致合戦の様相 を呈し始めた。JR東海が「1県1駅」とするルート上の新駅が、国の基本計画で「奈良市周辺」との表現にとどまり府県名が明示されなかったためで、「周 辺」にあたる京都府は「国際観光都市としては譲れない」と息巻き、奈良県の荒井正吾知事は「『奈良市周辺』とは県内で決定しているということだ」として一 歩も引かない考えだ。

リニア中央新幹線は、東京-名古屋間が平成39年、名古屋-大阪間が57年の開業を目指す。国土軸が一変するビッグプロジェクトだけに、東海道新幹線から大きく外れている奈良県にとって、新駅誘致は経済発展の観点からも「長年の願い」(県道路交通環境課)でもある。

一方、京都府も「リニアが府内を経由しなければ国土軸から外れてしまう。国際観光都市としては譲れない」(府交通政策課)と新駅誘致を死活問題として捉 え、国やJR東海への陳情を通して存在感をアピールする構え。7月には有識者らの検討委員会も立ち上げ、JR京都駅や奈良県との府県境に位置する「関西文 化学術研究都市」などを新駅候補地として検討を始めた。

直線ルート上に位置し条件的には有利とみられる奈良県だが、JR東海が沿線各県に建設する中間駅については全額地元自治体負担を求めていることが不安定 要因になっている。荒井知事も「県内で発生する受益の範囲では応じるが、全額を賄うことは不可能」と全額負担に反発している。

また、2200億円が必要とされる地下駅建設についても財政事情から「地下駅は経済的な発展性が見込めず、新駅は地上駅にしてほしい」と主張するが、内 心は「京都府側が破格の条件を提示しないか、気になっている」と不安を隠せないでいる。「もし県外に建設されては経済的損失は計り知れない。地道な誘致活 動に取り組んでいくしかない」としている。

東京~名古屋間のルートでは、北に迂回(うかい)する「伊那谷ルート」も検討されましたが、費用対効果分析の試算結果を受け、直線ルートが採用されるようです。このときも周辺自治体の誘致合戦がありました。さて、古都対決、軍配はどちらに上がるのでしょう・・・。奈良がリードしてるかなぁ・・・

2010年12月19日日曜日

高齢者がゲームに行列

近頃は年金支給日にパチンコ屋に高齢者が集うそうだが、ゲームセンターも日常的な人気スポットだとか。
「立地によりますが、大型ショッピングモール内の店舗では特に高齢者のお客様が多く、開店前から並ぶ方もいる。ファミリー向けの明るい雰囲気に加え、シンプルなゲームが中心で遊びやすいことが要因だと思います」(セガ広報部・松田香子さん)
ゲームの場合はパチンコなどよりぐっと安価なのもハマる理由のひとつ。一番人気は落としたメダルを獲得できるメダルゲーム。
「手に入れたメダルは一定期間店に預けておけるので、次はそのメダルでプレイできる。バーのボトルキープに近いですね。初心者でも二~三千円あれば十分遊べるでしょう」(ナムコAM第一事業部・小松健人さん)
楽しみはゲーム以外にも。
「『来れば友達がいる』など、会話や交流も目的の一つなんです」(前出・松田さん)
介護福祉士の尾渡順子さんが言う。
「高齢者が何かに興味を持つのはいいこと。ゲームは、指を使うので、脳が活性化するはずです」
実際に効果もある。
「ゲーム機『ワニワニパニックRT』(もぐらたたきゲームの一種)等を利用し九州大学病院が調査したところ、高齢者の身体機能を維持向上する効果が高いという結果が出ました」(バンダイナムコゲームス広報・橋場雄大さん)
そこで、一部介護施設ではリハビリにゲーム機を活用。
「楽しく遊ぶことが結果的にリハビリになる。押し付け感のない理想的な方法だと思います」(デイサービスセンター「かいかや」代表取締役・河村吉章さん)
熊本県の介護予防施設「あそびReパーク」でも〇六年にゲーム機を導入。
「八十七名中十七人に認知機能改善がみられるなど、高い効果が出ています」(同施設の理学療法士・川畑智さん)
これを受け、熊本県では〇九年度より、一部ゲーム機を認知症予防事業の補助金対象に認定。現在は県内四施設がゲーム機を設置する。
「参加者はゲーム機を囲んでお祭り騒ぎ。得点を競って盛り上がっています」(同前)
少なくともオタク化の心配はなさそう。 

素晴らしいですね! 青少年ではゲームのやりすぎは悪影響を及ぼす(いわゆるゲーム脳)と言われていますが、高齢者にとっては認知症予防や改善に繋がるということだそうです。何かに興味を持ち、楽しむのは素晴らしいことです。加えて、高齢者こそインターネットの便利さを日々に取り入れていただきたいとも思います。

2010年12月18日土曜日

福袋もEV対決!!

 百貨店の初売りの福袋は電気自動車(EV)対決の構図となっている。横浜高島屋と京急百貨店は日産自動車の「リーフ」を投入。そごう・西武は、米テスラモーターズの最上級グレード車を販売する。各社とも“旬”の高額商品で年初の商戦に弾みをつけたい考えだ。

横浜高島屋と京急百貨店は、日産本社が横浜にある縁などで販売を決めた。高島屋が扱うのは上級グレード「G」で、価格は創業180周年にちなんで180万円。京急はベーシックタイプ「X」で、開店15周年企画としてホテル宿泊券と合わせて150万円で販売する。

一方、そごう・西武はテスラ「ロードスターシグネチャースポーツ」を販売する。グループのロビンソン百貨店も含めた全店共通企画。横須賀市佐島のリゾート別荘1週間レンタルとセットで1850万円。「百貨店ならではの夢のある企画。格好良いエコを提案したい」とそごう・西武。初売りは西武東戸塚店が元日。横浜高島屋、京急百貨店、そごう横浜店は1月2日。
 

国内旅行、青森・鹿児島に脚光

 JTBが17日発表した2011年の旅行動向見通しによると、国内旅行者数は、今年の見込みに比べ1・2%増の3億200万人に増え、5年ぶりに3億人 の大台に乗せると予想している。ただ、所得の減少で節約志向がさらに強まり、1回の旅行で使う平均消費額は、同0・6%増の3万2200円にとどまるとみ ている。

来年は、3連休が今年より3回多いことに加え、12月の東北新幹線に続き、九州新幹線(鹿児島ルート)も来年3月に全線開業することで、本州最北の青森と九州最南の鹿児島が脚光を浴びるとみている。

また世界最高の自立式電波塔「東京スカイツリー」が11年12月に完成予定で、東京の下町地域にも観光客が集まりそうだ。

一方、海外旅行者数は3・7%増の1730万人と2年連続で前年を上回ると予想。円高傾向が続く可能性が高いほか、羽田空港の国際化や格安航空会社(LCC)の相次ぐ就航先の拡大も追い風となる。

方面別では羽田の発着路線が充実している韓国や香港など、東アジアが伸びると予想。近距離が増えるため、平均消費額は1・9%減の25万6000円に減るとみている。

一方、訪日外国人は、5・7%増の920万人と過去最高を記録すると予想しており、政府が10年の達成を目指していた1000万人には、来年も届きそうにない。

年末年始。大型連休の過ごし方は「安・近・短」と言われて久しいですが、それは変わらないとの予測です。国内での人の動きが芳しくないのなら、海外旅行者の受け入れに政府ももっと本腰を入れるべきです。宣伝、日本の良さの売り込み等、例えば、海外で公開される日本映画に乗っかって日本宣伝するとか・・・。地道な草の根活動で日本の良さをもっと知ってもらう努力をすべきと思います。

2010年12月16日木曜日

社長が選ぶ 今年の社長!

産業能率大学が企業経営者を対象に行っている年末恒例の調査『社長が選ぶ 今年の社長』が16日に発表され、1位にソフトバンクの【孫正義】社長が選ばれた。その理由としては「不調に終わったがNTTの光回線の別会社への移行を提言する勇気」(土木・建設業・59歳・石川県)といった、孫社長の挑戦や革新を支持する声が多数。続く2位にはファーストリテイリングの【柳井正】社長が選ばれ、昨年まで2年連続で1位を飾ってきたが、今年はわずか2票差で首位の座を明け渡す形となった。また、同調査では『来年注目する会社』も発表されており、こちらは不況下で自動車販売の実績に苦しむなかでも、日本一の売り上げを誇る【トヨタ自動車】が1位に。孫氏の【ソフトバンク】が2位に続いた。

同調査は、従業員数が10人以上の企業経営者(経営トップ)を対象に毎年、最優秀経営者が誰だと思うかを尋ね、その結果を『社長が選ぶ 今年の社長』として発表。今回は62人の「今年の社長」の名前が挙がり、その中で孫氏が初の1位に躍り出た。「信念のある決断力をひしひしと感じる」(製造業・56歳・千葉県)や「既成の枠組みを打ち破ることができると思うから」(医療・福祉・35歳・東京都)など、革新的な経営手腕を称賛する声が多数挙がっている。

また、4位にはAppleの【スティーブ・ジョブズ 】社長が昨年13位からの急浮上。「傾きかけていた会社を蘇生し、ここまで引き上げた手腕は見事」(情報サービス・41歳・北海道)や「先進的であり、魅力があふれている」(卸売・小売業・45歳・三重)と、今年の“スマフォ”ブームの火つけ役となったiPhoneや、新タブレットiPad発売などが高く評価されている。このほか、TOP10入りとなった社長の顔ぶれを見て「景気低迷期においてもリスクを背負い攻める経営姿勢や、危機的な状況への真摯な対応を評価する声が多いように見受けられる」と、同大学では今回の結果を分析している。

一方、来年(2011年)の動向に注目する会社を、自由回答で尋ねたところ最多は昨年に引き続き【トヨタ自動車】。次いで昨年9位から順位を上げた【ソフトバンク】が2位、3位には経営再建中の【日本航空】が続いている。また、昨年はTOP10圏外だった【東芝】が13位から6位へ、【Apple】が17位から8位へと大幅なランクアップ果たしている。

やはり注目されている経営者や企業がランクインしています。 消費者、社会に貢献しているという印象、また今後もそうあり続けてほしいという期待もこめた支持なのではないでしょうか。

2010年12月15日水曜日

「もしドラ」200万部!!

岩崎夏海さんの「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の発行部数が14日、202万部に達した。発行元のダイヤ モンド社が発表した。内訳は紙の書籍が192万部で、電子書籍が10万部。2010年の年間ベストセラーではトーハン、日販、オリコンのいずれの調査でも 総合1位になった。同書はアニメ化や映画化も決まっている。

売れましたねぇ! 話題のなっていたのは知っていましたが、私はまだ読んでません・・・。
最近読んだ本でお勧めは、 岩瀬 大輔さん著「132億円集めたビジネスプラン」です。新規に生命保険会社を立ち上げるまでの道筋を記した、大変読みやすい本です。これから起業を考えてる方には、かなり参考になると思います。

「光の道」は開けるのか!?

 高速ブロードバンドを全世帯に普及させる「光の道」。その実現を目指す総務省の作業部会は11月22日、大臣らに提出する最終報告の概要をまとめた。
 同部会で注目を集めていたのが、NTTが持つ光回線を他の事業者に公平に貸し出すための手段だ。同社は全国にある光回線の設備の大半を保有してい る。ソフトバンクはそれが光回線の価格を吊り上げ、高速ブロードバンド普及の妨げになっていると主張。NTTから光回線部門を分離・別会社化すれば、接続 料を現在よりも大幅に安い月額1400円で提供できると訴えていた。
 だが、作業部会の結論は「ノー」。NTTの光回線部門と他部門間での人事や情報の交流を禁止する機能分離案を採択するにとどまった。「ソフトバン クの試算が正しいかはわからないが、リスクは高い。政府が踏み込むべきでない」(構成員であるA・T・カーニーの吉川尚宏氏)。
 当日、一般傍聴席で議論を見守ったソフトバンクの孫正義社長は「われわれの案をリングに上がらせないで、期限や目標のあやふやな機能分離案を不戦 勝に持ち込んだ」と怒りをあらわにした。一方、NTTの鵜浦博夫副社長は翌23日、永田町の民主党議員会館で「光の道」推進策のレクチャーを実施。終了後 は、最悪の事態を回避した安堵感からか「えらく振り回された」と本音を漏らした。

孤立したソフトバンク 

 「光の道」はもともと、原口一博前総務相が提唱した構想だ。経済成長の原動力になることを期待して今年初めに議論を本格スタート。孫社長は原口氏との蜜月関係を築きながら、光回線の別会社化へ突き進んできた。 ただ押し切れなかった一因は、同じくNTTの市場支配に異を唱える立場のKDDIやCATV各社を、味方につけられなかったことにある。それもそのはず。たとえば、KDDIは光回線の敷設に巨額の先行投資を行っている。NTTのインフラを自由に借りられるようにするソフトバンク案は、これを否定するも のだからだ。

今年9月には原口氏が総務相を退任。孫社長は後ろ盾を失った。残る頼りは「国民の声」だけ。全国紙に意見広告を出し、簡易ブログのツイッターで署名を集めるなどしたが、甲斐なく終わった。

とはいえ、最終報告案にも疑問は多い。8月の中間報告に盛り込まれていた2015年の構想実現という目標に言及しなかった。NTTの機能分離の時期も示していない。現在約3割にとどまる光回線の普及スピードが上がらなければ、NTT分割論が再燃する可能性はありそうだ。

最近、CM等広告でよく目にする「光の道」。ソフトバンクの孫社長の主張、やりたいこと、わかります。そしてそれが消費者のためになりそうだということも。これまでいくつもの革新的サービスを打ち立ててきたソフトバンクですが、NTTという巨大な厚い壁に穴をあけられるでしょうか。

2010年12月13日月曜日

年末年始に潜むオンライン詐欺

 マカフィーは、12月13日、サイバー犯罪が活発になる年末年始に向け、インターネットユーザーが注意すべき最も危険なオンライン詐欺「2011年、 12のオンライン詐欺」を発表した。プレゼントの購入などで、インターネットにアクセスする際は、さまざまなオンライン詐欺を認識して身を守るように呼びかけている。

よくある手口として、 
(1)Apple製品の購入を検討している消費者をターゲットにクレジットカード番号を盗んだりする 「iPad無料提供詐欺」 
(2)旅行先で家族が災害に遭ったという偽のメッセージを送って送金を求める「偽のメッセージによる旅行詐 欺」 
(3)Facebookなどのソーシャルメディアを使用して偽のギフトカードサービスを送信する「偽のオンラインギフトカー ド」 
(4)Twitterを利用した「偽の転職紹介メール」 
(5)フィッシング目的のSMSメッセージ送信「スミッシング」 
(6)宿泊施設の手付金のクレジットカード払いや銀行送金を求める「偽のホテルサイト」 
(7)手数料を支払うと事前審査が済む低金利ローンやク レジットカードを宣伝するための大量のスパムメールによる「不況を悪用した金融詐欺」
(8)ウイルスやマルウェアのリンクを張った「危険な電子グリー ティングカード」 
(9)オークションサイトや偽のショッピングサイトで、安価な取り引きを提示する詐欺「安価なオンラインショッピングオ ファー」 
(10)慈善団体への寄付や子どもたちのための貢献活動、大災害の救済金を求めるスパムメール「チャリティフィッシング詐欺」 
(11)友人を装った差出人からのメールやインスタントメッセージからのクリスマスやお正月などのスクリーンセーバーや着信メロディなどの「危険 なフリーソフトダウンロード」 
(12)個人情報や金銭を盗み出す絶好の機会となる「ホテルや空港の無料無線LAN」  
  この12のオンライ ン詐欺への対策として、オンライン取り引きを行う際には、サイトの安全性を証明する第三者機関によるトラストマークやアイコンが掲載されている信頼性の高 いサイトのみを利用することや、スパムメール、テキスト、インスタントメッセージに反応しないように警告している。

 上記12項目になかで対処が一番難しいのはどれかなぁと思いめぐらすと、最後の(12)「ホテルや空港の無料無線LAN」ではないでしょうか・・・。これは危険を回避する術を知らない方、私もそうですが、安直に使わないほうがいいかもしれません。特にネットショッピングは家で、セキュリティーソフトを搭載したパソコンで、ゆっくり楽しみましょう。

2010年12月12日日曜日

企業と学生と大学教育

師走になってもまだ就職先が決まらない大学生の数が、卒業予定者数の3割を超え今年は過去最高になるようである。2008年の金融危機で大幅に落ち込んだ日本の大企業の業績は今年になって軒並み回復したが、日本の新卒にとってのきびしい状況は一向に変わっていない。しかし日本の大企業が採用数を減らしているかというとそうではない。今や日本の大企業は海外で外国人を積極的に採用しているのだ。この傾向は今後も変わらないと考えられるし、また日本の企業が積極的に海外採用することはすばらしいことだとも言える。今後は市場が縮小していく日本に留まっていても企業は高収益をあげることはできない。そこで日本企業はいちはやくグローバル化し、熾烈なアジア市場のなかでの競争を勝ち残っていかなければいけないのだが、それには優秀な若いアジア人を雇い彼らの力を最大限に活用していかなければいけないのだ。
楽天やユニクロなどは社内公用語を英語に切り替えて、積極的に海外展開しようとしている。パナソニックは2011年春の採用を前年比で1割増やして1400人程度を採用するそうだが、国内採用はむしろ減らして300人程度、海外採用を大幅に増やして1100人程度にする予定である。

このように企業が積極的に海外採用を増やしている背景にはいろいろな理由がある。まず第一に中国をはじめとする高成長を続けるアジア市場でビジネスを成功させることができるかどうかで、日本企業の将来が決まってくるという切実な問題がある。アジア市場でビジネスをするのに、勝手のわからない日本人をアジアに転勤させるよりも、現地で優秀な人材を雇ったほうがはるかに成功する確率はあがるだろう。

第二に日本国政府の「政府の失敗」がある。それはアジア諸国と比べて極めて高い日本の法人税、高額所得者である経営層に対して懲罰的な所得税などに見られる税制の失敗。きびしすぎる解雇規制などにより、企業が日本では社員を雇いにくくなっている、政府による労働政策の失敗。こういった度重なる政府の失敗が、日本企業が日本での採用をためらい、積極的に海外での採用数を増やすことを後押ししていることは、多くの識者が指摘してきた。

しかし実は第三の理由がある。それはそもそも日本の学生に魅力がないのだ。日本人は大学入試まではかなり勉強するし、実際18歳時点での日本人は諸外国と比べても相当に知的能力が高いと思われる。しかしその後は、ほとんどの日本人は全く知的訓練を受けることなく大学で無為に何年も過ごすことになる。とりわけ文系学部の大学教育は目を覆いたくなるほどひどい状況だ。日本のいわゆる一流大学の学生を面接すると、たとえば経済学部の学生に基本的な経済に関する質問をしてみてもほとんどの学生が満足に答えることができないという。

多くの学生は楽勝科目を選択して卒業単位を稼ぎ、必修科目についても要領よく過去問のコピーなどを集め、試験に出そうなところを一夜漬けで暗記して本質的な部分を理解することなく単位を取得しているのだろう。ほとんどの大学生にとって大学の授業や試験は無駄なものであり、卒業証書を貰うための必要悪でしかない。無駄なものなのだから最小の努力でクリアしようとするのが合理的な行動なのである。

高校卒業までの日本の教育が諸外国と比較してもまともなのは、大学入試というわかりやすい評価軸があるからだろう。一流大学に何人合格させられるかを、日本の高校も予備校も競っている。このような明確なモノサシがあるために、自然と学校側に競争原理が働き、規律が守られているのであろう。もちろんこのモノサシが本当に日本の教育にとっていいことなのか悪いことなのかという議論はとりあえず脇に置いておくとしてだ。いずれにしてもわかりやすい定量的な評価があるおかげで、学生側も学校側もがんばらざるをえないのだ。大学に入学するまでは。

一方で日本の大学の教育が貧しいのは、そもそも出口である企業側が大学教育に何も求めてこなかったことの当然の結果なのだ。大学で勉強しても、それが就職で有利にならないのだったら、いったい誰が無駄な勉強などするのだろうか。日本の企業は、むしろまっさらな学生を採用して、自社の社内教育で鍛えていくことを好んでいた。だから大学の成績などまるで気にしていなかったのだ。

しかしここ数年、こういった日本の企業の考え方が急速に変わってきた。日本の企業に長い時間をかけて社内で新人を教育する体力がなくなってきたこともあるし、グローバル化の流れの中で社内教育に多大なコストをかけた日本人を海外に転勤させるのではなく、現地で最初から優秀な人材を採用したほうが効率がいいことがわかってきたからだ。日本の企業もどんどん多国籍企業になろうとしているのだ。その結果、日本の学生は突然のようにアジアの優秀なハングリー精神あふれる学生と競争させられることになった。

一昔前は一流大学に入学しさえすればそれなりの企業に就職できたし、大学での勉強はあまり重要ではなかった。しかしここ数年の間に出口の部分が大きく変わった。知的能力に乏しい日本の学生に、日本の企業は突然のようにノーを突きつけるようになったのだ。この傾向は今後も変わらないだろうし、アジアの学生との競争はますますはげしくなっていくだろう。また日本の大企業は海外採用を増やし、外国人を上手く組織に組み込むノウハウを蓄積していくだろう。要するに、日本の学生の就職氷河期というのは景気の悪化による一時的なものではなく、今後も恒常的に続いていくものなのだ。日本の学生の就職「超」氷河期は終わらないのだ。

しかし長い目で見れば、日本の学生が就職できないというのは日本にとっていいことかもしれない。大学教育の出口の部分が変わったことによって、大学生が知的訓練を積むことにより真剣になるし、大学側もよりよい教育機会を提供するという競争にさらされるからだ。そういう意味で今の大学教育は今後の大きな変化の前の過渡期なのかもしれない。


非常に的を射ていると思います。企業、社会を取り巻く変化に対応してこなかった大学。けして個々の学生の資質も問題ではない・・・と思います。いや、そう思いたい。教育環境が変われば、学生の資質も変わるのではないかと。日本の大学教育がよい方向に変わっていくことを願いたいですね・・・。

2010年12月11日土曜日

プリウスが「さえない車」!?

米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)のダニエル・アカーソン最高経営責任者(CEO)は10日、ワシントンの講演で、トヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」を「さえない車だ」と酷評し、「私は死んでもプリウスには乗りたくない」と切り捨てた。一方、自社のHV「シボレー・ボルト」については、「本当に格好良い」とアピールした。

AP通信が報じた。GMは今月から、ボルトを米国内で発売しており、環境対応車で先行するトヨタへの対抗心と、自社製品への自信を示した格好だ。ただ、世界的企業のトップ自らが、ライバルメーカーの商品をここまで批判するのは異例だけに、波紋を呼びそうだ。

GMのCEOが、こんな発言しちゃうんですねぇ・・・。「プリウスには乗りたくない」そうですが、そりゃそうだ。乗りたくても、お立場上乗れないでしょう。

全日空、初めて日航を上回る

 国内線と国際線を合わせた10月の旅客輸送実績で、全日本空輸が、日本航空を上回った。

全日空が日航を上回るのは、日航と旧日本エアシステムが統合した2002年以降、初めてだ。

全日空の輸送実績は、前年同月比5.7%増の399万8429人。一方日航は14.2%減の369万6072人と落ち込んだ。1月に会社更生法の適用を申請した日航が、大幅な路線撤退に踏み切るなどしたためだ。

日航は採算性を向上するために航空機の小型化を進めている。搭乗率は国内線が前年同月比4.5ポイント増の67.7%、国際線が2.6ポイント増の77.7%まで改善した。しかし、全日空の国内線(70.7%)、国際線(79.8%)をいずれも下回る状況が続いている。

全日空が日航の落ち込みを尻目に伸びてきてますね。ここのところ日航には暗いニュースばかり続いているので全日空にとっては大きなチャンス。日航にとっては我慢の時なのでしょう。10月のその差は約30万人ですが、日航は10月末から順次、国内線30路線で撤退していることから、11月にはその差がさらに拡大すると予想されますね。

2010年12月10日金曜日

TDLとTDS値上げへ

 オリエンタルランドは10日、東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)の入場料を2011年4月23日から値上げすると発表し た。一日利用できる個人向け主力チケットの「1デーパスポート」(大人)を、現行の5800円から400円値上げする。値上げは2006年9月以来4年半 ぶり。

 1デーパスポートはTDL、TDSのいずれかを一日中楽しめるチケット。今回の料金改定では子供料金(4~11歳3900円、12~17歳5000円) も200~300円値上げする。 2デーパスポート(大人料金1万円)は700円、3デーマジックパスポート(同1万2900円)は900円、4デー(同 1万5000円)は1000円引き上げる。

06年9月は1デーを大人300円、子供200円値上げするなどの料金改定を実施した。

同社では、値上げによって新施設などの導入に伴う投資の回収を図る。

11年にはTDLに新規アトラクション「ミッキーのフィルハーマジック」、「シンデレラのフェアリーテイル・ホール」がオープン。TDSでも新ナイトエンターテイメント「ファンタズミック!」を予定している。

デフレ時代の値上げ。さすが人気のアミューズメント。強気を感じます。もしかしたらUSJも値上げ発表したりするかもしれませんね。

2010年12月9日木曜日

虫歯と歯周病に画期的治療法

虫歯や歯周病などの原因菌をほぼ死滅させられる新たな殺菌法を、東北大大学院歯学研究科の菅野太郎助教らのチームが開発した。  治療機器の開発も進められ、画期的な治療法が数年以内に実用化できるとの期待が高まっている。論文は米国の代表的な薬学雑誌12月号に掲載された。
 菅野助教らは、虫歯菌や歯周病菌など4種類の 口腔 ( こうくう ) 内細菌と過酸化水素の水溶液に、目に見える波長のレーザー光を照射。強い殺菌作用のある物質「活性酸素」の一種を発生させ、3分以内に99・99%以上の菌を死滅させたという。人体への影響はないとみられ、治療が難しい歯周病の奥深い病巣を殺菌することなどへの応用が期待される。
 研究チームは、精密機械製造「リコー光学」(岩手県)などと、過酸化水素水とレーザー光を同時に出す歯周病用の治療機器の開発を進めている。今年度中には動物実験を終え、2011年度以降に臨床研究に入る予定だ。

いよいよ来るんでしょうか?? あの虫歯治療のときの痛さやストレスから解放される日が・・・。でも、これが実用化されると町の歯医者さんは厳しくなるんじゃないでしょうか。

2010年12月8日水曜日

マツダの逆襲、キーワードは「SKY」

マツダの環境戦略とその核になる環境技術の全貌が明らかになった。

トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車がハイブリッド車や電気自動車といった次世代車の開発に力を振り向ける中、体力的に劣るマツダがどのような環境戦略をとるかは、同社の今後の位置づけや生き残りに大きく影響する。

同社が開発した環境技術とは、排気量1.3Lのガソリンエンジン単体で、燃料1Lあたりの走行距離が30kmというハイブリッド車並の燃費を実現するというものだ。来年春にも搭載車の第一弾を発売する。

「SKYACTIV-G(スカイアクティブ・ジー)」と呼ばれるこの先進的なガソリンエンジンの登場は、もしマツダが将来、このエンジンを使ってハイブリッド車を作ったとすれば、トヨタやホンダのハイブリッド車の燃費を楽に抜いてしまうことを意味している。

さらにマツダは「SKYACTIV-D(スカイアクティブ・ディー)」と呼ばれるクリーンで燃費のいい次世代ディーゼルエンジンも開発中で、2012年 頃に日米欧で市販するクルマで実用化予定だという。高い燃費性能を誇りながら、尿素SCR(選択還元触媒)やNOx(窒素酸化物)吸着触媒などの高価な NOx後処理装置を装着することなく、厳しい排ガス規制をクリアするという優れモノだ。

エンジンの逆襲が始まったのである。

ガソリンとディーゼルの両SKYACTIVエンジンの技術は、今後のマツダのエンジンの基盤となるものだ。

マツダの新エンジンの意味を理解するために、環境問題とエンジン開発の流れをおさらいしておこう。

ガソリンエンジンの技術開発は排ガス規制への対応の歴史と言える。始まりは、1970年代に米カリフォルニア州で大問題になった大気汚染であった。急速 に増加した自動車の排ガスが問題視され、米国は世界初の排ガス規制「マスキー法」を制定した。日本でも「昭和53年規制」が布かれ、都市部の大気汚染問題 に自動車メーカーは真剣に取り組んだ。その後、ガソリンエンジンは三元触媒の開発と電子制御の進展により一気にクリーン化が進んだのである。

欧州が選択したエンジンの改善

それでも先進国の排ガス規制は、年を追うごとに厳しくなっていった。1990年代に入って議論されるようになった地球温暖化問題への対応に、すぐに着手 する余裕は多くの自動車メーカーになかったのが本当のところだろう。それくらいクリーン化の厳しい要求が続き、それに応えるのに自動車は必死だったのであ る。

ここで私たちが知っておくべきことは、人体に有害なNOxなどの排ガス低減と、人体には無害だが温室効果があるCO2排出低減は、一般にトレードオフの関係にあるということだ。燃費をよくしようとしたらNOxなどが出やすくなる。

ガソリンエンジンは低負荷(エンジン回転が低い領域)でも高負荷(回転が高い領域)でも燃費は悪くなる。つまり、ガソリンエンジンが効率よく仕事をでき る範囲はごく狭いのである。こうした基本的な制約の中で、クリーン化と燃費向上のトレードオフをどう克服するかは、自動車メーカーを悩ませた。

状況を一変させたのはトヨタだった。京都議定書が採択された1997年、世界初のハイブリッド車、初代「プリウス」を発売した。ホンダも2000年には 初代「インサイト」を開発し、ガソリンエンジンは電気モーターとハイブリッド化することで、クリーン化と燃費向上を同時に目指せることを証明した。ガソリ ンエンジンが苦手な低負荷をモーターが補うことで、低負荷での燃費悪化を克服したのだ。

欧州では、1990年代の中頃から後半にかけて、地球温暖化問題に対する意識が高まった。これに合わせて、乗用車でも排ガスのクリーン化以上に燃費性能 を優先する傾向が強くなり、ガソリン車より燃費に優れるディーゼル車が普及し始めた。ディーゼル車は排ガスが弱点とされてきたが、コモンレールなどディー ゼルエンジンの排ガス抑制技術が開発され、ディーゼルでも排ガス規制に対応できるようになったのが大きかった。

とはいえ、欧州でも排ガス規制強化の動きがなくなったわけでない。最近は、欧州メーカーもディーゼルエンジンのクリーン化の追求にかかる負担を無視できなくなってきた。

小型車がメインのフォルクスワーゲン(VW)は、クリーン化しやすいガソリンエンジンに軸足を置いて燃費対策に取り組んだ。そこで生まれたのが「ダウンサイジング+過給器」という新しいガソリンエンジンの方向性である。

ディーゼルの比率が高い高級車メーカー、BMWやダイムラーも、排ガス浄化と燃費向上の両方を追求するガソリンエンジンの改善に取り組んだ。自然吸気の リーンバーン(希薄燃焼)エンジンの開発である。両社は環境対策の柱の1つにハイブリッド化の推進を掲げているが、その場合もガソリンエンジンの基本性能 をしっかりと進化させることを忘れていない。これがドイツ流だ。

では、ハイブリッド車で先行したトヨタとホンダはどのような開発方針をとってきたのか。残念ながら、ドイツメーカーがとったようなガソリンエンジンの環境性能向上には力を入れてこなかった。ガソリンエンジンの進化では後れをとってしまったのだ。皮肉というほかない。

マツダの技術革新

トヨタやホンダとは対照的に、マツダはエンジンの改善に挑んだ。

エンジンの効率を高めるためには何が必要なのか。基本的なエネルギーの損失要因には4つの要素がある。

・ポンプ損失(スロットルが閉じている低負荷時は空気を吸う抵抗が増える)・排気損失(排気ガスで捨てているエネルギー)・冷却損失(排熱)・機械損失(ピストンなどの摩擦抵抗)

つまり、これらの損失をいかに減らすかがポイントになる。

マツダの新ガソリンエンジンは、可変バルブタイミングの技術を使って低負荷でのポンプ損失を低減し、これまでのガソリンエンジンの常識では考えられない高圧縮比「14」を実現した。この高い圧縮比がマツダのブレークスルーである。

だが、圧縮比を高めればノッキング(異常燃焼)の不安が大きくなる。これを克服したのが、新開発のエキゾーストマニホールド(エンジンの複数の気筒から の排気ガスをまとめて排気管に渡すための部品)である。これによりノッキングの原因になる、残留ガスの掃気(そうき)を可能にした。

さらに、新ガソリンエンジンは200気圧の高圧で燃料を直接シリンダーに噴射し、ガソリンの気化潜熱でシリンダーを冷却する。ピストンは冷却に有利な形状を工夫し、ボア(シリンダー径)は極力小さくした。これらにより、冷却損失を低減している。

高圧縮比などの特徴を持つ4気筒自然吸気の新エンジンは、従来のエンジンに比べて燃費とトルクがともに15%高まった。排気量2Lクラスでも、約 18km/Lの燃費を稼ぐという。詳しいスペックは未発表だが、95オクタンの燃料で馬力160ps、トルク220Nm前後のパフォーマンスを実現するだ ろう。

新エンジンを搭載したプロトタイプ車をドイツのアウトバーンで走らせた。印象は、低速トルクが大きくてとても乗りやすかった。スロットルを踏み込むと圧縮比14の新エンジンは、シュルシュルと聞き慣れないエンジン音を出しながら加速する。

加えて、新開発の6速トルコンATの変速が非常に速くてスムーズであった。新しいのはエンジンだけでない。マツダはガソリン用とディーゼル用にそれぞれ専用のトルコンATとマニュアルギアボックス(合計4つ)を、新しく設計し直している。

将来的には主要車種のほとんどに新エンジンを搭載することになるだろう。新エンジンには排気量で1.3Lから2.5Lクラスまであり、車種でいえば同社の「デミオ」クラスから「アテンザ」クラスまでカバーできる。

では、大型車はどうするのか。燃費の悪いV6ガソリンエンジンを使い続けるのは、エンジンの効率を追求するマツダの新路線にはそぐわないような気がした。

後処理不要の低コストディーゼル

「もう、V6ガソリンエンジンは作らないのですか」という質問に、マツダの研究開発担当である金井誠太取締役専務執行役員は笑いながら、「将来はそうせざるを得ないですね。ですからイエスかなぁ~」と答えた。

少なくとも、SKYACTIVエンジンのロードマップにV6がないことは明らかだ。なぜなら大トルクの発生は多気筒エンジンでなくても可能だからだ。

具体的にはV6エンジンを何で置き換えることになるのだろうか。1つは、2.5Lの新ガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド化だ。モー ターと組み合わせれば350Nm程度のトルクを出せるだろう。もう1つの可能性が、トルクの大きいディーゼルエンジンだ。

今回、マツダは新ガソリンエンジンだけでなく、新クリーンディーゼルも発表した。これは大型車の環境性能向上を視野に入れたものだと私はみる。

マツダが発表した新クリーンディーゼル「SKYACTIV-D」の概要は、排気量が2.2Lで、最大トルクで400Nm級という大きなトルクを発揮する。

世界の排ガス規制は、ディーゼルが容易に達成できないレベルにまで厳しくなっている。そこで、欧州メーカーは現在、高価な後処理(尿素SCRや白金触 媒)を付加することで規制をクリアしている。ところが、マツダの新クリーンディーゼルは、PM(粒子状物質)削減用のDPF(ディーゼル・パティキュレー ト・フィルター)以外には後処理が不要だというではないか。

マツダは従来のディーゼルの燃焼方式を改め、もっとも効率が高い(燃費が良くなる)上死点で燃料を噴射することを狙った。実現できれば大きなブレークス ルーである。そのため、噴射圧を新ガソリンエンジン「SKYACTIV-G」の何と10倍にもなる2000気圧にまで高めた。また圧縮比は、従来の 「16」から「14」へと、ガソリンエンジンとは対照的に世界一の低圧縮比を実現した。奇しくも新ガソリンエンジンも新ディーゼルも圧縮比は同じ 「14」。燃焼原理の違う両エンジンが同じ圧縮比というのだから驚く。

ディーゼルは空気だけを圧縮し、高温になった瞬間に燃料を噴射することで自己着火させる燃焼方式である。

ガソリンは空気と混ざりやすいが、燃えにくい性質を利用して混合気を圧縮する。燃えにくいから最後はプラグで火を点ける。一方、ディーゼルが使う軽油は空気と混ざりにくいが、非常に燃えやすい性質を持っているため、燃えカス(有害物質)が発生しやすい。

さて、プラグがないディーゼルエンジンの圧縮比を14まで下げると低温始動時に燃焼が不安定となる。そこで、可変バルブタイミングを使って、排気ガスの熱をシリンダーに戻すことで燃焼を安定させた。

燃費は、2.2Lの新クリーンディーゼルを「アテンザ」クラスに搭載したとき、EUモードのCO2排出で105g/km(6速MT)。つまり、燃料1Lあたり約25kmの燃費となる。

日米欧で2012年に実用化するという「SKYACTIV-D」は、これまでのディーゼルよりもローコストでしかも低燃費を実現した。

フォードが禁止したハイブリッド

マツダのSKY戦略は決してハイブリッドの否定ではない。同社が理想と考えているのは、効率のよいエンジンに小さなバッテリーとモーターを組み合わせたハイブリッド車だという。

2010年3月、トヨタからマツダがハイブリッド技術のライセンス供与を受けることで両社は合意した。マツダから見たとき、トヨタとの提携は理想のハイ ブリッド車構想を実現するためのものだ。マツダはハイブリッド車を開発する前にまず、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの2つの伝統的内燃機関をしっ かり進化させることを優先したのだ。今回、ガソリンエンジンが苦手だった低負荷時(低いエンジン回転)の効率を改善したことで、組み合わせるモーターも バッテリーも小さくできるわけだ。

マツダのハイブリッド技術開発に関しては逸話がある。

実はマツダはハイブリッド技術の独自開発を、かつて親会社だった米フォードから許可されていなかったのだ。フォードは、自社で開発した「エスケープ・ハイブリッド」のシステムを、マツダに使わせればよいと考えていた。

怪我の功名というべきかもしれない。そのため、2005年頃に「内燃機関(ガソリンエンジンとディーゼルエンジン)をどこまで進化させられるか」という自動車技術の基本中の基本に挑戦する気運が生まれたのである。

マツダのスローガンである走る愉しさを謳った「Zoom-Zoom」(「ブーブー」に当たる英語の子ども言葉)と環境をどう両立させるのか。マツダは SKYACTIVエンジンのほか、新環境戦略に基づいてクルマの環境性能を最大化するために、プラットフォーム(車台)からシャシー(サスペンション・ス テアリング系)、ギアボックス(オートマチックおよびマニュアル)に至るまで刷新していく。2011年秋にはすべてを一新した新しいマツダ車が誕生する。

環境対策、燃費向上に遅れをとった感のあるマツダですが、隠し玉とも思えるような秘策を練り上げていたのですね。それにしてもガソリンエンジンのみで30km/ℓは凄い! それをハイブリッド化したら・・・  想像するとワクワクですね。そういえば軽自動車でハイブリッドはまだありませんね。実現したら物凄く燃費のいい車ができそうなんですが・・・。スペースが小さいとかいろいろな理由で軽ハイブリッドはまだ出せないのかな・・・。

2010年12月7日火曜日

学力、日本改善、トップは上海

 経済協力開発機構(OECD)は7日、65カ国・地域で約47万人の15歳男女(日本では高校1年)が参加した国際学力テスト「学習到達度調 査」(PISA)の09年実施結果を発表した。読解力、数学的リテラシー(活用力)、科学的リテラシー(同)の3分野の調査で、日本は読解力では前回 (06年、57カ国・地域参加)の15位から8位と順位を上げた。数学は10位から9位、科学は6位から5位とわずかに上昇。一方で初参加の上海が3分野 すべてで1位となったほか韓国、香港、シンガポールも全分野で上位を占め、アジア勢の台頭が目立つ結果になった。

調査には、上海のほかシンガポール、ドバイなど8カ国・地域が新たに参加。日本では無作為に抽出された約6000人が、3分野のテストと学習環境などの アンケートに回答した。中国、インドは「言語が多様なことなどから全国一斉テストの実施は難しい」とOECDの参加要請を断った。上海、香港などは自主参 加だった。上海がトップを独占したことについて、OECDは「中国で最も教育改革が進んでおり、同国全体の平均を表しているわけではない」とコメントし た。

日本の調査結果の変遷は、読解力が00年8位、03年14位、06年15位で、今回調査で00年レベルに改善。数学は00年1位、03年6位、06年 10位。科学は00年2位、03年2位、06年6位で今回調査でいずれも下げ止まりの兆候が見えた。だが、得点によってレベル1未満(最下位)~レベル 6(最上位)までに区分された階層のうち、文部科学省が「社会生活に支障が出る」と判断するレベル1以下の生徒が、読解力13.6%、数学12.5%、科 学10.7%に達するなど、学力格差は依然解消していない。

読解力では上海、韓国、香港、シンガポールが上位5位に、数学ではこれに台湾も入りトップ5を独占。日本を上回る結果で、教育先進圏の位置づけが明確になった。これまで各分野で1、2位を占めて話題になったフィンランドは、数学で6位に後退した。

学習環境に関するアンケートでは、社会経済文化的背景として(1)自分の部屋(2)インターネット回線(3)DVDプレーヤーなど7項目を所有しているかどうかを質問。所有比率が高いほど得点も高く、親の経済状況が子供の学力に影響を与えている可能性も示した。

日本の学力衰退が懸念されていましたが、ここにきて復活に兆しみたいですね。脱ゆとり教育の奏効でしょうか。上海の高学力ぶりには、”中国全体の平均を表しているわけではない”との見解ですが、何かこう、イチャモンとも取れなくもないような気もします。確かに都市部以外にも高学力化が波及するのは、国の大きさや人口の多さからまだまだ時間はかかるでしょうが将来的にはやはり恐るべし中国!です。

2010年12月6日月曜日

野菜高騰、ようやく終息へ

キャベツや白菜など、高騰していた野菜の価格が落ち着きを取り戻しつつある。鍋物が食卓にのぼる時期だけに、野菜の高値は消費者にとって大きな痛手だっ たが、11月中旬に約2倍ほどだった価格も、12月に入るころからは、ほぼ平年並みとなってきた。スーパー各社も野菜をセールスの看板にかかげ、“攻勢” に転じようとしている。

天候不順などの影響で、野菜の小売価格は11月中、下旬では高値で推移。農林水産省の調査では、11月22~26日の小売価格(全国平均、1キロあたり)は、キャベツ255円(平年比209%)、レタス487円(同148)、ダイコン184円(同157%)だった。

だが、野菜の生育が徐々に安定。農協などの出荷団体が、例年ならば市場に出回らない小さめのサイズまで収穫し、出荷したことも奏功。同月末からは出荷量も増え、鍋物に使うダイコンや白菜の12月出荷は、前年を上回る見通しとなった。

こうした状況をふまえ、スーパー各社は、野菜をセールスの目玉にすえ、野菜不足にさらされてきた消費者にアピールしている。

イトーヨーカ堂は、3日から3日間、野菜の日替わり特売を実施。首都圏の店舗でレタス1個やキャベツ1個、白菜4分の1個が各98円と、攻めの価格帯で 勝負する。一方、ダイエーは4日からの2日間、中に空洞ができた北海道産の「理由(わけ)ありじゃがいも」を、正規品の約半額となる1袋98円で販売し、 販売を見込んだ2万2000袋をほぼ完売した。

野菜価格の高騰で、野菜飲料も人気を呼んでいる。伊藤園の「1日分の野菜」は10月、単月の出荷数が前年の4割増となった。同社は「果物との混合飲料よ りも、野菜不足で野菜100%飲料の需要が高まったと感じている。野菜を手軽にとりたいというニーズは今後も伸びる」と指摘する。6日からは新製品「緑色 野菜100」の販売を開始。野菜不足で広がった新たな需要の囲い込みに力を入れている。

高かったですねぇ野菜。近所のスーパーで白菜4分の1玉250円位のときもありました! そういえば野菜ジュースの価格は野菜高騰時も変わりませんでした。あれはなぜなのでしょう。原価は上がっていると思うのですが・・・。
そして、ひとつ言いたいことがあります。関係ないかもしれませんが、日本の果物は高すぎる!!  確かに甘くておいしいものが多く、品質は良いのですが、もう少しなんとかならないの・・・??

遺言書作成がブーム?!

中高年の間で遺言書作りが密かなブームになっている。
「昨年六月に発売した『遺言書キット』は、わずか一カ月で三カ月分の予定数量を完売。今年九月には累計五万冊を売り上げました」(コクヨビジネスサービス・広報部)
ブームの背景には、相続トラブルの急増もあるようだ。
「家庭裁判所に持ち込まれた遺産分割事件は、昭和六十年は千三十五件でしたが、昨年は二千七十三件と二倍以上になりました」
「うちには財産なんてほとんどないから大丈夫!」というワケにはいかないようだ。
「最もトラブルが多いのは、自宅とわずかな預貯金しかないという家庭。富裕層は、日常的に弁護士などと接する機会が多く、しっかりした遺言書を残したり、生前贈与を行なっていて、逆にトラブルは少ないんです」(遺言相談の専門家・佐山和弘行政書士)
前出の記者が続ける。
「昨年度の遺産分割事件の認容・調停成立件数を見ても、遺産額が五億円以上のケースはわずか四十六件ですが、一千万円以下は二千二百九十一件と約五十倍です」 
ある看護師も言う。
「最近、患者さんがご臨終を迎えた途端、遺族が枕元で『貯金は俺のものだ』『家は私がもらう』と争い始めることが多い。時には数万円の話で大ゲンカになることも」
このようなことにならないためにどうすればいいのか?
「強い効力を持つ公正証書遺言を作成しておくことです。とくに子供がいない夫婦で自己所有の家を持っている場合は必須です。たとえばご主人が亡く なった場合、そのご兄弟も相続権を主張することがあります。すると、残された奥さんが家に住めなくなってしまうこともある。その点、公正証書遺言に『家は 妻に残す』と記しておけば、それまで通り住み続けることができます」(前出・佐山氏)
だが、行政書士や弁護士の事務所は敷居が高い。そんな人のためにこんな企画も。
「行政書士や心理カウンセラー、税理士、文章のプロなどの指導のもと、名湯に浸かりながら一泊二日か二泊三日で遺言書を作る『遺言ツアー』を開催しています。次回は来年三月の予定です」(プレス・サリサリコーポレーション

遺産相続トラブルというと、パッと思いつくのは大金持ちの家のことだろうと・・・。でもそうとも言えないのですね。それにしても、数万円の話で大ゲンカって・・・。”立つ鳥跡を濁さず” とは言いますが、たとえわずかな遺産でも、残された最愛の人のために手を打っておくべきなのですね。

2010年12月5日日曜日

視力回復に光明

大阪大大学院医学系研究科(大阪府吹田市)の不二門尚(ふじかどたかし)教授(感覚機能形成学)、神田寛行助教らの研究グループは、網膜の異常で失明した「網膜色素変性症」の患者の網膜を、微弱電流で刺激し、視力を回復させることに成功した。
6人中5人で効果が確認され、目の代わりとなる小型カメラでとらえた光の動きを追うことができた人もいた。国内で「人工視覚」の成功例は初めて。不二門教授は「数年以内につえなしで歩けるようにしたい」としている。
目の構造をカメラに例えると、角膜、水晶体がレンズ、網膜がフィルムにあたる。健康な人が見た映像は、電気信号に変換され、網膜、視神経を経て脳の視覚野 に送られ、「見える」ようになる。しかし、網膜色素変性症になった人は、網膜の視細胞が徐々に消失するため、信号が視覚野へ届かなくなって光を失ってい く。
不二門教授らは、患者の網膜の外側の強膜の中に、刺激電極のチップ(7ミリ・メートル四方)を装着。チップから微弱電流を流し、眼球内に埋め込んだ帰還電極にあて、返ってきた電流で網膜内にわずかに残った神経細胞を刺激する方法を考えた。
2005年秋と08年春には、計4人にチップを装着。手術中のわずかな時間に光の刺激を与えたところ、3人が光の方向を判別できた。
今年4~7月には、失明して10年以上になる女性2人に1か月間チップを装着しCCDカメラをおでこにつけてもらった。カメラで取り込んだ画像情報は、体外の装置で電気信号に変換され、体内装置を経て、強膜内のチップに送られた。
千葉県の女性(67)はパソコンの黒い画面上に不規則に現れる白色の棒をカメラで見て、位置を指さすことができた。女性は「闇の世界でしたが、白い光がはっきり見え、棒の位置を追えました。光が見えるというのは素晴らしい」と話す。

すばらしいですね、医学の進歩。未だ研究段階ではありましょうが、近い将来、本当に光を取り戻せそうで期待が持てます。この記事では「網膜色素変性症」という病気で失明なさった方向けの臨床のようですが、先天性とか他の病気が原因の方々にも応用できるのでしょうか。そうなればいいですね。

2010年12月4日土曜日

マックが24時間宅配サービス開始へ

 マックのデリバリーサービスが始まる。日本経済新聞によると、日本マクドナルドが、ハンバーガーやポテト、ドリンクなどの配達サービスに乗り出すことが明らかになった。原則24時間体制で注文を受けて店舗から自宅やオフィスにバイクなどで届ける。
まず、今月下旬から東京・世田谷の店舗で試験的に開始し、来年4月までに、都内で10店舗程度実施する。その後、来年夏をめどに全国展開するという。
取扱商品は店舗の全メニューとする予定。配達地域は店舗からバイクで10分以内とし、コールセンターで注文を受け付ける。ただ、配達の人件費などを考慮しており、宅配料金を別に徴収するか、メニューを値上げすかなどを検討している。
全世界のマクドナルドグループではすでに、韓国や中国など20カ国・地域で配達サービスを手がけている。なかには売上高の3割が配達サービスで占めるケースもあるという。
デフレや少子高齢化で苦戦が続く外食産業にあってマクドナルドは数少ない勝ち組。同社が配達サービスを実施することで、ピザや弁当などの配達を軸にした事業者にとっては、大きなライバルとなりそうだ。
そういえば、どうして今までなかったんだろう、という感じがしました。 すでに、韓国や中国などでは宅配サービスがあるんですね。ピザ、弁当、ファミレス、そしてハンバーガー。次は何が宅配に乗り出すでしょう・・・
牛丼かなぁ。

エコポイント、その大波と余波

住宅エコポイントの人気の高まりを受け、代表的な住宅断熱材のグラスウールが不足し、省エネ住宅の建設が大幅に遅れている。従来のほぼ2倍の国産断熱材の 使用が義務付けられており、生産が追いつかないためだ。今年10月までの消費量は昨年1年分の生産量に相当し、約2万戸分のグラスウールが来春まで不足す るとみられる。このまま建設の遅れが続けば、建築代金の支払いが延び、資金繰りに行き詰る工務店が増える恐れがあるとして、経済産業省と国土交通省も実態 調査を始めた。

住宅エコポイントの対象となる「次世代省エネ基準」は、従来のほぼ倍の国産グラスウールの使用を定めている。08年のリーマン・ショックで急減した国内 の建築需要を刺激する狙いがあった。10年度上半期(4~9月)の新設住宅の着工戸数は、前年同期比6.2%増の40万7895戸。エコポイントを申請し た省エネ住宅は10月末で10万9445戸に上り、新築の省エネ住宅の比率は約1割から約4割に増加した。

エコポイント人気によるグラスウール不足は、中小工務店の経営に影響が出始めている。国交省が先月実施した全国約1700の工務店を対象にした調査によ ると、「代金がもらえず年が越せない」「お客に工事が延びることを言い出せない」など建設の遅れや経営への不安を訴える声が上がっており、全体の約6~7 割が来年3月までの受注分に必要なグラスウールを確保できる見通しが立っていないという。

経産省と硝子繊維協会の推計によると、今年1~10月の住宅向けグラスウールの消費量は約10.9万トンで、同時期の生産量(約10.8万トン)を上 回った。国産品は大手2社が全体の約8割を生産しているが、金融危機以降、住宅不況のあおりで大幅に減産。今回の需要急増には在庫と増産で対応しているが 「受注残は約1カ月分あり、来春までは注文がさばけない」という。住宅向けの不足は推定約1万トン(硝子繊維協)で、標準的な省エネ住宅1戸で約500キ ロのグラスウールを使うため、約2万戸分に相当する。経産省はメーカーに対し、増産や輸入の検討、中小の工務店への供給に配慮するよう求める通達を出し た。

”住宅エコポイントの対象となる「次世代省エネ基準」に、従来のほぼ倍の国産グラスウールの使用を定めている”とは知りませんでした。国内メーカーへの助け船となっているわけですが、需給バランスの崩れが中小工務店の経営に影響・・・という、なんとも裏腹な状況です。本来ならこの政策で大企業だけではなく、末端の中小企業までもが潤うはずなのに。いや、潤わなければならないのに。何か苦々しく感じます。

2010年12月3日金曜日

そしてバングラデシュへ

日本企業が出資する中国現地法人は約5000社近く。これらの企業は今回の尖閣諸島のような問題が起こるたびに、反日運動などの中国リスクに脅えてきた。 ならば、いっそのこと出ていったらどうか。もう、この国には安い人件費のメリットも失われつつあるのだから、と評論家の宮崎正弘氏は指摘する。 
中国では今年、広東省を中心にストライキの嵐が吹き荒れた。ホンダやデンソー、ブラザー工業などの工場は操業を停止する事態になり、ホンダは平均 24%の賃上げ要求をのんだ。今年5月中旬からの2か月間で、ストが発生した外資系企業は40社以上にのぼり、その内7割以上が日系企業だった。
日系企業の賃金は他国の外資系企業より安いのかというと、むしろ逆で、賃金も待遇も上である。日系企業はゴネればすぐに折れるので狙い撃ちされているだけだが、日系企業が賃金を上げれば、いずれ他の外資系もその余波で上げざるをえなくなる。
 昨年まで広東省では平均賃金が月額約790元(約1万円)だったが、今年は1000元(約1万3000円)を超えた。人件費の上昇で、中国に工場を建てるメリットは薄れてきている。
  これまで多くの日本企業が中国市場の巨大さと人件費の安さに目が眩んで続々と中国に進出した。日本のような民主主義の国家で、民間企業に対して強制的に撤 退を命じることは不可能だ。しかし、徐々に「中国リスク」の大きさに気づき、現実には日本企業自身が撤退の意思を示しつつある。
たとえ ば、ユニクロのファーストリテイリングは、人件費の高騰からすでに製造の一部をバングラデシュに移し、今後は製造の3分の1を中国以外へ移転させる計画 だ。すでに欧米のアパレル企業は続々とバングラデシュに進出しており、日本企業もそれに続けとばかりに「バングラ詣で」に繰り出している。繊維産業だけで なく、他の産業でも脱中国の動きが起きており、新たな製造拠点としてベトナムやインドも人気である。

数年前から、中国に生産拠点を置くことのメリットは薄れてきた、そしてそれはどんどん加速するであろうと言われてきました。やはり欧米企業のほうが、そのあたり敏感で対応が早いのでしょうか。 ただ中国市場は非常に魅力ですから、そこは外せないでしょう。
今、生産拠点としてもてはやされている東南アジア各国も、いずれは人件費が上昇し、同じような状況になるのでしょうか。そしたらまた別の地域へ・・・?  なんだか民族大移動のようです。

2010年12月2日木曜日

羽田から海外へ!

今年の年末年始の過ごし方は? 「自宅で過ごす」「帰省」「海外旅行」「国内旅行」、あるいは「仕事」など、人さまざまだろう。ただし今年の年末年始の予定には、例年にない一つの傾向がみられるようだ。

フォートラベルが実施した「2010-2011 年末年始の過ごし方アンケート」によると、トップは「自宅中心」の37.3%。また、海外旅行に出かける人が昨年より5.2ポイント増加して、24.3% の2位となった。ざっと、4人に1人が海外旅行へ行く計算だ(過ごし方が決まっていない人を除く)。

行き先は「アジア」(57.1%)、「ヨーロッパ」(17.5%)、「オセアニア・ミクロネシア」(10.7%)の順に多く、具体的な行き先としては「タイ」「韓国」「台湾」の人気が高い。

海外旅行を計画する人の利用空港は、「成田空港」(47.2%)がトップで、今年、新国際ターミナルがオープンした「羽田空港」を利用する人は17.2% となった。ただし、羽田空港の利用を予定している人のうち、「羽田空港発の国際線を初めて利用する」と回答した人の割合は43.3%にのぼった。

理由としては「アクセスが便利だから」「国内線との接続があって便利だから」という意見が目立つ。羽田空港の新国際線ターミナルオープンが需要喚起となっ たことが、海外旅行を予定している人が大幅に増えた理由の一つに挙げられるだろう。この年末年始をきっかけに、「羽田デビュー」を果たす人が多いようだ。

海外旅行に出かける人が増加! これは良いニュースではないでしょうか。景気低迷、失業率増加等まだまだ「沈」状態の日本ですが、少しだけ安心できるような記事です。そうです、可処分所得の多い方々には「遊び」にもどんどん消費してもらわないと!

アメリカでトヨタ独り負け!?

米調査会社オートデータが1日発表した11月の米新車販売台数は、前年同月比16・9%増の87万3323台と3か月連続で増加した。
年率換算も1226万台と10月と同水準を保ち、米市場の回復傾向が鮮明となった。
ただ、日米大手6社のうち、トヨタ自動車だけが3・3%減と2か月連続のマイナスで「独り負け」だった。ガソリン価格が安定し、米ゼネラル・モーターズ (GM)やクライスラーがピックアップトラックなど大型車の販売を伸ばす中、トヨタが得意とする小型車が伸び悩んだ。中核車「カローラ」の2011年型モ デルを1日に投入したばかりで、新型モデルへの切り替えが遅れたことも響いた。

対前年比で全体の販売台数が増加しているのにもかかわらず、トヨタだけがマイナス・・・。プリウスやレクサスのリコール問題が未だ尾を引いているのでしょうか。しかしトヨタのことです、アメリカ市場でのシェア回復のプランは練り上げているでしょうし、虎視眈々とそのときを狙っていることでしょう!

「せんとくん」のPR効果は絶大!?

奈良県は1日、平城遷都1300年祭の公式マスコット「せんとくん」について、新聞やテレビなどでのPR効果が広告換算額で計約225億円(9月末)に上った、と発表した。 県によると、せんとくんが新聞や雑誌に3580件掲載され、広告換算額は約63億円。テレビで放送された時間は延べ32時間40分10秒で約162億円だった。
一方、1300年祭のイベントなどに10月末までに約1380万人が訪れ、当初予想の年間1000万人を既に4割近く上回っている。平城宮跡には約363万人が訪れた。


すごいですね~「せんとくん」!!
その風貌、はじめは率直にキモッ・・・という感じだったし、賛否も分かれてた記憶がありますが、見慣れた?のか、気付けば人気キャラの仲間入りじゃないですか。絶好調!せんとくん!!

2010年12月1日水曜日

新車販売、11月も厳しさ増す

日本自動車販売協会連合会(自販連)が1日発表した11月の新車販売台数(軽自動車を除く)は、前年同月比30.7%減の20万3246台にとどまった。 3カ月連続の減少で、下げ幅は10月(26.7%)より拡大。11月としては1968年の統計開始以来最大となった。このうち5ナンバーの小型乗用車は 40.1%減の9万0173台で、9月のエコカー補助金終了に伴う反動が販売に深刻な影を落としている。
補助金の恩恵を受けたメーカーほど反動減も厳しく、ハイブリッド車「プリウス」の販売を大幅に伸ばしたトヨタ自動車が34.3%減、「フィット」が好調だったホンダが37.6%減、マツダは40.0%減となった。
「落ち込んだ需要が戻るには数カ月かかる」(都内の販売会社)とみられ、当面は厳しさが続く見通し。ただ、補助金効果による8月までの上積みがあるた め、「12月が前年比3割減となっても、2010年の販売台数は322万台程度と、リーマン・ショックがあった08年を上回る」(自販連)という。
一方、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が同日発表した11月の軽自動車販売台数は、15.9%減の12万0354台。大口受注があったとみられる貨物車が好調だったため、10月(16.2%減)より下げ幅が縮小した。 


補助金が終了してから、やはり厳しいですね。10月以降、各社、 補助金代わりというべきか、独自のサービスに力を入れているようですが、反動はかなりなものですね。
12月からエコポイントが約半減することになる家電製品。11月の駆け込み需要が話題となっておりましたが、こちらも同じような現象になることは想像に難くないです。
それにしても、大口受注があったとみられる軽貨物車って、どこかの運送会社かなにかが大量に購入したのでしょうか・・・。

2010年11月30日火曜日

トヨタ、全方位戦略

環境への規制が厳しい米カリフォルニア州。その南部ロサンゼルスで11月17日に開催されたモーターショーに合わせて、各社は相次いで次世代の環境対応車を発表している。なかでも、トヨタ自動車の戦略は、ハイブリッドのみならずほとんどの環境技術に対応したクルマを2015年までに投入するというものだ。
「いくらトヨタといえどもあの怒濤のようなハイブリッド車の投入には驚いた」。ある大手自動車メーカー関係者はこう舌を巻く。
 2010年11月18日、トヨタは12年末までにハイブリッド車を11車種投入すると発表した。
「トヨタがハイブリッド車を11車種投入」。今回の発表で他社を大きく引き離すことになるだけに、翌日の多くの新聞にはハイブリッド車についての見出しが躍った。事実、当面、ハイブリッド車でトヨタに追いつける自動車メーカーは世界を見回しても一つもない。
 しかし、ライバルが本当におののいたのは「ハイブリッド車以外」の部分にある。今回トヨタは同時に電気自動車(EV)、次世代電池、燃料電池車戦略の三つも発表した。そこからは規模を背景に、したたかに全方位に保険をかけるトヨタの次世代環境車の戦略が見えてくる。
 まずは、12年に発売すると発表したEVである。
 もともと、トヨタはEVが当面、拡大するとは考えていない。「今後10年はハイブリッドとプラグインハイブリッドが主流になる」(小吹信三専務取締役)としている。
 むしろトヨタ幹部からは短い航続距離などEVのネガティブな部分を指摘する声が多く聞かれる。
「けなしているわけではないが、現状で課題が多いことは事実。日産はそれをのみ込んでまで発売するのだろうが、トヨタにはできない」(トヨタ幹部)
 だが、12年にはカリフォルニア州で、大手自動車メーカーはEV、もしくは燃料電池車を販売する義務を負うというZEV規制が始まる。座視するわけにはいかない。
 そこで、都市内の短距離利用に限定した小型車から投入する。航続距離は100キロメートル程度だが、「他社の電気自動車より安くする」(内山田竹志副社長)と言い切る。
 さらに、燃料電池車を15年に投入するとも発表した。
 燃料電池車はタンクに充填された水素の化学反応により発電しながら走るため、航続距離が短いというEVの短所を解決した究極の環境対応車といわれる。
 トヨタの燃料電池車はすでに1000万円を切るメドがついたといい、投入時には500万円程度にまで近づけていくという。小吹専務は15年に投入する燃料電池車を「初代プリウスのような存在にしたい」と意気込む。


さすがトヨタの戦略です。社会の流れ、ニーズをくみ取る力、それに合わせた成長戦略・・・。大量リコール問題で一時はトヨタブランドに傷はつきましたが、今はもうそれも消し去りつつあります。やはりトヨタ車に乗りたい・・・  そう思わせる魅力を復活させているのではないでしょうか。

2010年11月29日月曜日

緊張型頭痛と片頭痛

日本人の4人に1人がもつ慢性頭痛には緊張型頭痛と片頭痛、まれに片目の奥が痛くなる群発頭痛がある。重苦しい痛みがダラダラ続く緊張型頭痛と違って、片頭痛は仕事ができないほどの激しい痛みに襲われる。両方を併せもつ人も多く、対処が異なるので要注意だ。

【多忙の合間は要注意】
年末が近づき仕事が多忙になると慢性頭痛は起こりやすい。緊張型頭痛は首や肩の筋肉の緊張が原因となり、別称“週末頭痛”と呼ばれる片頭痛は忙しい合間に「ホッ」と一息ついたとき痛み出すことが多いからだ。
頭痛に詳しい喜多村脳神経クリニック(東京・西新宿)の喜多村一幸院長は「片頭痛の原因はハッキリ分かっていないが、三叉神経の末端から出る“痛み物質”が引き金で頭の血管が拡張し、炎症が起こるという説が有力」と説明する。
緊張型頭痛は血行がよくなる運動、お酒、入浴などで痛みがやわらぐが、片頭痛は逆にこれらの要因で痛みが増加するのが大きな違いだ。

     【薬の飲み過ぎは新たな頭痛のタネ】
片頭痛は痛みが出る前に“視界にチカチカした光が見える”前兆があるといわれるが、「実際には前兆を伴うのは20%程度で大半は伴わない」(喜多村院長)。また片頭痛でも頭の両側が痛む場合(約15%)があるという。
片頭痛の持続時間は4時間から長くても3日以内。注意したいのは緊張型頭痛と片頭痛を併せ持つ頭痛持ちの人だ。
喜多村院長は「片頭痛をもつ人は緊張型頭痛を合併している人が多い。月に数回や年に1-2回起こる激しい片頭痛を恐れ、あまりひどくない緊張型頭痛で頻繁に頭痛薬を飲むと薬物乱用頭痛を起こす」と警告する。
薬物乱用頭痛は頭痛薬を月に10日以上、3カ月服用すると起こる頭痛で、薬が効きにくく連日つらい頭痛に悩まされる。

【頭痛のタイプを分けて対応】
慢性頭痛の管理は、PCの長時間の連続操作などに注意し、普段からマッサージや入浴で肩や首のこりをほぐして頻度の多い緊張型頭痛の回数を減らすことが大切。起きても市販の頭痛薬を飲み過ぎないことだ。
そして、時々起こる片頭痛には医療機関で処方している特効薬のトリプタン製剤を頓服する。服用が早ければ2時間以内に85%の人は痛みが取れるという。
頭痛持ちでない人でも頭痛を甘くみると怖い。他の病気が隠れている可能性も十分あるので、とにかく早めに受診することが重要。「くも膜下出血でも軽度だと頭痛を訴え、普通に歩いて来院する人がいる。発見が遅れると危険」と喜多村院長。
いまから仕事はためこまず、計画的に師走を迎えよう。


私も片頭痛持ちです。確かに仕事が多忙になると頭痛に悩まされることが多いですね。あと、物凄く考えることがあると起こる様な感じもします。そして週末はあまり起こらない。
上の文中で言うと、緊張型頭痛の典型でしょうか。ということは、片頭痛と言ってたのは間違いなんですね。それに、頭痛薬を飲みたくなるほどの痛みではないのです。
頭痛に苦しむみなさん、症状にうまく対処して緩解できるといいですね。

「トイレの神様」ドラマ化決定

NHK紅白歌合戦に初出場も決まったシンガー・ソングライターの植村花菜さんの「トイレの神様」が11年1月、TBS・MBS系でスペシャルドラマ化され ることが29日、明らかになった。主人公・花菜の幼少期を子役の芦田愛菜ちゃん、成長後を女優の北乃きいさん(19)、おばあちゃんは岩下志麻さんが演じ る。主題歌は植村さんが歌う「トイレの神様」。


「トイレの神様」は、植村さんを支えた祖母と暮らした日々をつづった9分52秒の歌。今年1月に各地のFMラジオ局で流され、幅広い年代に反響を呼び、 メディアでも大きく取り上げられた。その後、7月に植村さんの自伝ともいえる著書「トイレの神様」(宝島社)や絵本にもなった。植村さんは紅白歌合戦で、 全曲ノーカットで歌う予定。

ドラマは、植村さんが祖母との暮らした日々や母や兄姉との生活を、自伝を基にオリジナルの脚本を創作した。小学生の花菜(愛菜ちゃん)は、物心つかない ころに両親が離婚し、母・洋子(夏川結衣さん)と兄姉がいる5人暮らし。隣で暮らしていた祖母の和嘉(岩下さん)が祖父・駿二(小林稔侍)を亡くし、落ち 込んでいたため、洋子は花菜に和嘉との同居を命じる。トイレ掃除が嫌いだった花菜は、和嘉から「トイレには神様がいる」と聞かされ、「磨くとべっぴんさん になれる」と教わってから、掃除に励むようになる。時は過ぎ、高校生になった花菜(北乃さん)は、大好きな歌の道を目指す。花菜は、初恋も経験し、世界が 広がり、音楽にのめり込む一方、和嘉と過ごす時間は少なくなっていく……というストーリー。

北乃さんは「植村花菜さんが歌う『トイレの神様』は以前から知っていました。9分52秒という長さは全く感じず、歌詞と植村さんのギターを持った姿が印象的でした」と話し、岩下さんは「家族の大切さを改めて考えていただけたらうれしいです」と語っている。

「トイレの神様」は、TBS・MBS系全国28局ネットで11年1月5日午後9時の放送予定。


 いい歌ですよね~。そのタイトルを初めて聞いたときは『・・・??? 何??』って思いましたけど、聞くと感動的な唄です。
トイレをきれいに・・・。身の回りをきれいに・・・。できてますか?    快適な生活、素晴らしい仕事はそこから始まるのだと思います。

名刺交換で新手の勧誘!?

親切心につけ込み…深夜まで  「新人研修です。名刺交換してください」と街頭で声をかけられ、親切心で名刺を渡すと、投資用マンションの購入を勧める電 話がかかってくる。こんな新たな手口の営業が相次いでいる。深夜までしつこい勧誘が続くケースもあり、国民生活センターで注意を呼び掛けている。

「マンションに興味はありませんか」。記者の職場に電話がかかってきたのは、東京・大手町のオフィス街で「新人研修中」の男性(24)と名刺交換をした約2週間後だった。

「あのときは助かりました。一度会ってお話をしたい」というので、待ち合わせ場所に行くと、男性のほかに上司も同席。上司は2千万円台の投資用マンショ ンの勧誘を始めた。上司は「名刺交換で企業を選ぶ。大企業や公務員でないとローンの審査が難しい」と説明。「あなたは物件を持つ資格がある」と営業トーク に力を込めた。名刺交換した男性はほとんど話さなかった。

上司によると、30~40人と名刺交換し、アポイントに成功するのは1、2人。さらに、契約が成立するのはこのうち1割という。昔は飛び込み営業だった が職場のセキュリティーが厳しくなり、約3年前からこうした営業を始めた。名刺交換のノルマは「1日30枚」(男性)。アポイントを取れなかった名刺は破 棄するという。JR東京駅前では女性からも声をかけられ、名刺交換した。女性は「名刺は私が保管する。営業電話をかける場合は名刺交換の際に許可を取る」 と説明。しかし、「興味なし」と伝えていたのに約2週間後、女性から「気が変わったかもしれないと思って」と営業の電話がかかってきた。

国民生活センターによると、平成21年度のマンション勧誘をめぐる相談は過去最多の5355件。今年度はそれを上回るペースで増加中だという。このうち 名刺交換から始まる投資用マンションのトラブルは5、8、9月に関東地方、7月には近畿地方で起きた。相談は「展示会で『研修で名刺を100枚集めてい る。協力して』と声をかけられた。断ると『話を聞かずに断るのは失礼だ』と怒鳴られた」(近畿、40代男性)、「名刺交換したら、上司と勤務先に来た。夕 方から深夜までマンション購入を勧められた」(神奈川県、30代男性)など会社員からが中心。マンションのほか、自己啓発グッズの売り込みもある。

同センターは「相談には『新人を応援しようと名刺交換した』との声もあり、親切心につけ込んでいる」と指摘。「個人情報保護の観点から、安易に名刺を渡すことは危険だ」と注意を促している。


名刺交換させて、その情報をそんなふうに使うか!! あきれます・・・
それにしても、強引勧誘の手口、次から次へと、よく考え付くものですな。 あきれます・・・
知らない人と名刺交換するのは危険ですね。名刺交換するのは知らない人と、なんだけど・・・

2010年11月28日日曜日

ビッグで6億円が5口!!

日本スポーツ振興センターは28日、スポーツ振興くじ(サッカーくじ、愛称toto)の第484回BIG(ビッグ)で、1等の最高当せん金6億円が5口出 たと発表した。5口は過去最多に並ぶ当選口数で、2007年の第313回以来2度目。6億円は通算69度目、合計120口目。 


ビックリ仰天 !! というか、ビックリ仰天した人が6人いる!!  そして、このtotoで6億円当選がもうすでに120口も出ているんですね。宝くじを含め、高額当選者のその後の人生ドキュメンタリーって、あまり公表される機会はありませんが、「その後の人生にどう影響したかデータ」なんて、ないものですかね。ちと気になるものです。

2010年11月27日土曜日

勤務時間減、30年前の水準に

不況で残業が減り、勤務時間は短くなったが、飲みにも行かず、家ではネット―。シチズンホールディングス(東京)が行った生活時間に関するアンケートで、男性ビジネスマンのこんな日常が浮かび上がった。
同社は1980年以降10年ごとに、男性ビジネスマンを対象に生活上の所要時間をアンケート調査。4回目の今年は20~50歳代の計400人に聞いた。
平日1日当たりの睡眠時間は、6時間2分と80年(7時間1分)から約1時間減で過去最短。食事時間も1時間9分で、1時間20分台だった過去3回の調 査よりも短かった。一方、勤務時間も8時間39分と前回2000年から1時間近く減少。80年(8時間36分)の水準に戻った。

仕事や睡眠など生活に必要な時間を除いたプライベートな 時間では、ネットやメールに費やす時間が週に計7時間59分と最多。テレビは7時間52分で、調査開始以降初めて首位の座を譲り、視聴時間も30年前の13時間2分から大きく減った。本や新聞、雑誌を読む時間も2時間36分で、80年の8時間42分 から大きく減り、「活字離れ」が如実に。今回初めて項目に加わった「電子書籍を読む」人の割合は14.5%にとどまったが、費やしている時間は2時間9分 だった。
また、外で喫茶や飲酒する時間も、最多だった90年の7時間52分から、今年は2時間25分と大幅減。逆に「毎日自宅で夕食を取る」との回答が初めて半数を超えた。
シチズン広報は「不況で帰宅時間が早まり、自分の時間の使い方に対する意識は強まった。半面、飲みに行くなど人とのかかわりが減り、『内向き』になっているのではないか」と話している。 


この調査は男性ビジネスマンを対象に行ったものですが時代を如実に現していると思えます。不況、晩婚化、独身者の増加、ネット環境の充実・・・。社会の流れだから当然の結果でしょう。これが良いことなのか、それとも良くないことなのか、個々の産業別に賛否は分かれるのであいましょうが、社会全体としては、どうなのでしょうか・・・  やはり「日本力」衰退中という気がします。

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会社のデスクに置こうかな 

ペットに課税!?

民主党税制改正プロジェクトチームは26日、2011年度税制改正に向けた政府への提言案で、犬や猫などペットへの課税を検討課題とすることを求めた。

ペットの無責任な飼育放棄などが、行政による処分費用の負担など「負の連鎖」につながっているとして、「地方自治体による登録制を導入して課金も行うことなども含め検討を提言する」とした。

課税を通じてペットの適切な飼育を促し、税収を処分費用に充てることを想定している。民主党関係者は26日、「ペットは家族の一員という人が増えてい る」と述べ、課税には一定の理解が得られるとの考えを示した。ただ、ペットへの課税は今年度の税制改正論議で検討課題に上っておらず、11年度税制改正で 実現するかどうかは不透明だ。

過去には自民党も、動物を飼ってもすぐ捨ててしまう飼い主を減らすため「ペット税」導入を検討したことがある。

実際にペットに課税されることになったとして、どのように課税されるのでしょうね・・・。ペットショップから購入したとき?  「地方自治体による登録制を導入・・・」ということは、自動車税のように定期的に徴収??  はたまたペットが子供を産んだときはどうするのでしょうか???  今後の論議に注目です。

2010年11月26日金曜日

インフルエンザ流行の兆し

インフルエンザの流行が警報レベルを超える地域が、今シーズン初めて、11月15-21日の週に1か所出た。国立感染症研究所感染症情報センターなどによ ると、北海道の富良野保健所地域で、インフルエンザ定点医療機関当たりの患者報告数が39.67となり、警報の開始基準となる「30」を超えた。

この間の全国の定点当たり報告数は前週から0.10ポイント増の0.35で、5週連続の増加。都道府県別に見ると、北海道(2.08)が最多で、以下は 宮崎(1.02)、山梨(0.98)、沖縄(0.95)などと続いた。注意報レベルのみを超えた保健所地域はなかった。

10月11日-11月14日の5週間に分離・検出が報告されたインフルエンザウイルス142件の内訳は、A香港型が107件で全体の約75%を占めた。このほか、新型は32件、B型は3件だった。

いよいよ、またやってきたか・・・といった感じですね。かずぼんの会社では既に新型インフルエンザ対策の記事にありますとおり、対策はしていますが、それでも社員だけじゃなく、その家族や近しい人が罹患する心配もあります。みなさんもしっかりと予防を!
インフルエンザ根絶はできないのでしょうか・・・?

2010年11月25日木曜日

「ゴパン」予約を中止へ

三洋電機は24日、米粒からパンを作ることができる世界初のホームベーカリー(家庭用パン焼き機)「GOPAN(ゴパン)」の予約受け付けを12月1日か ら中止する方針を決めた。10年度の販売計画(5万8000台)を超える受注が殺到し、生産が追いつかないためという。工場はフル稼働しているが、現状で は商品の受け渡しまで数カ月かかる見通しで、三洋は生産体制を見直して来年4月ごろには受注を再開し、商品供給の正常化を図るという。

ゴパンは従来の小麦粉ではなく、自宅にある米を使って手軽にパンを焼ける目新しさが注目され、発売前から家電量販店などに予約が殺到。当初は10月8日 に発売の予定だったが、月産1万台の生産ペースでは受注に追いつかないことが分かり、発売を11月11日に延期した経緯がある。ゴパンの店頭価格は約5万 円と、ホームベーカリーとしては高めだが、家電業界で久々のヒット商品となった。


このところ、ちょくちょくこの類のニュースを耳にします。

「売れすぎて受注中止」・・・企業にとっては苦渋の決断なんでしょう。販売計画や目標、シビアに計算してることと思います。でも時にこんな事態に陥ってしまう。生産ラインの調整も、ギリギリの状態でまわしているであろう昨今、急な増産体制をと言っても、すぐには取れないのではないでしょうか・・・

2010年11月23日火曜日

ココロのこもった贈り物

仕事上、プライベート、どちらにしても贈り物を考える時期ですね

どちらにしても、あれこれと考えるものです

贈る相手の好きなもの、趣味興味、喜ばれそうなもの・・・

見当違いのものを贈ったりしたら、せっかくの気持ちも台無しです

何を贈ったらいいか、、、と悩んだら一度ここを覗いてみてください。

 ギフトを楽しく選らべる、便利に贈れる、All About COCOMO

贈る相手別で商品を探したり、○○祝いだとか、○○返しだとかシーン別で選べたり、相手の趣味や特徴で探したり・・・

もちろん今はクリスマスプレゼント特集

ここなら相手にピッタリなプレゼントが見つかりそう

All About COCOMO

2010年11月22日月曜日

からだカルテ

自分のからだ、チェックしてますかぁ??

体重計に乗る・・・ぐらいのことは、してらっしゃる方も多いでしょう

私かずぼんの父のことですが最近、血液中のブドウ糖濃度が高いそうなんです

そう、糖尿病

半年前の健康診断で要再検査、その後最近の診断で要治療

大変です・・・! でも当の本人はあまり気にすることなく(?)お酒大好きですが・・・

いや、気にはしてるのでしょうね、朝晩ウォーキングしています

そんな父に歩数計とか・・・って調べてたら、こんなの見つけました

タニタからだカルテSHOP

あくまで歩数計でおもしろいの無いかなぁと検索してたのですが、

「メタボ対策やダイエット、健康管理に役立つ体組成計(体重・体脂肪計)や歩数計を中心にクッキングスケールやタイマーなどの調理器具など健康測定機器のタニタ製品を中心に販売するサイトです。 」

おぉ  

見てみると、尿糖計なんてものがあるんですね これは興味シンシンです

他にも色々ありますよ。

カロリー計/塩分計 (糖分計ってないのかな?)

睡眠計 (睡眠計 睡眠の状態を簡便に観察できる画期的な機器だそうです。)

あと、トレーニンググッズなんかも売ってて、計りだけじゃないのねタニタ・・・って感じのおもしろいショップです。
 

タニタ からだカルテSHOP

2010年11月21日日曜日

「食」の強い味方!

以前「お料理に手間省き一工夫」でご紹介したベネッセの食材宅配は、月契約での宅配で、どちらかというと小さいお子さんのいる家族向けと言えます。

単身の方やご夫婦のみという方々、料理が面倒だなぁと思うとき、こちらはいかがでしょう??

すかいらーく通販ストア

ワンプレートに18品目以上の食材を使用 

すぐれた栄養バランスおかずがワンコイン 

レンジでチンの手軽さでレストランの味 
忙ししい主婦の方はもちろん、ご年配の方や健康に気をくばりたい方など、ニーズに合わせて選べる豊富なラインナップがあります

★1食240Kcal以下のおかず 「カロリーコントロール
★1食320Kcal以下のおかず 「カロリーバランスシリーズ
★バランス&ごはんによく合うおかず 「味わいおかずシリーズ
★バランス&しっかりボリュームおかず 「ご馳走おかずシリーズ

カロリーや塩分を控えたい方にもバッチリのメニューもあり、女性やご年配の方々への配慮も行き届いており、かゆいところに手が届くレストランメニューです

すかいらーく通販ストア

2010年11月19日金曜日

すごいぞ! デジカメ!!

行楽シーズン・・・ そして街を彩りはじめたイルミネーション・・・

欲しくなるのは新しいデジカメじゃないですか??

私かずぼん、そんなにカメラや写真に詳しいわけではないのですが、今まで数台のデジカメを持っていて、

画質はニコン


使いやすさはカシオ


デザインはソニー

かなぁ・・・なんて思っています。あくまでも個人的感想ですが

デジカメをお得に買える店。それがデジカメ激安通販 デジカメオンラインです

おそらく、ここで買えないカメラはないかも・・・と思うくらいの品ぞろえです。

でも、カメラをいきなり通販で・・・ってのはあまりオススメしません

手で持った感じが非常に重要

家電量販店で実際に見て触ってみて、店員さんに話を聞いて、しっくりいくのはコレだなと狙いを定めてネット買い

これが賢い買い方だと思います (足を運んだそのお店には申し訳ないですが・・・)

デジカメオンライン

2010年11月15日月曜日

BRANDS for FRIENDS

海外のアパレルやホームインテリア商品を手軽に買えるサイトってないかなぁと探していたら・・・

ありますねぇ~

ちょっとワクワクするようなサイトを見つけました

ブランズ・フォー・フレンズ

世界最大級の「招待制オンライン・ファミリーセール・サイト」

  • 商品は、国内・海外ブランドの正規品のみ 
  • 最大80%オフのディスカウント価格
  • 幅広い品揃え(女性・男性ファッション、スポーツ、ランジェリー、子供服、家電、インテリアなど)

う~ん、ワクワクしますね~ 

ホームページは凄くすっきりとしていて見やすく、会員登録方法や買い物の仕方もわかりやすいです

これは良い店発見かも

BRANDS for FRIENDS