2011年1月4日火曜日

電気自動車は寒い日が要注意?

2010年は量産型の電気自動車の市販が本格的に開始された年になった。三菱自動車工業のi-MiEV、日産自動車のリーフなどだ。日産のリーフは日本の みならず米国でも販売が開始されており、海外のニュースで取り上げられることも多い。既存の自動車と比較するとまだ割高ではあるが、それでもかなり価格は 下がってきている。

GigaOMにそんな電気自動車に関する興味深い記事が掲載されている。米国の東部はここ数日間、発達した低気圧の影響で大雪にみまわれ交通機関が影響を受けているが、こうした天候の中で電気自動車の走行距離はどうなるだろうかという内容になっている。

説明によれば、電気自動車に搭載されているバッテリーは気温の影響を受けるという。通常気温での走行距離仕様値が100マイルであっても、寒冷気温では走 行距離が短くなり40マイルになることもあるという。逆に高温でも影響を受け、暑くなりすぎれば動作しなくなるようだ。バッテリーの温度管理を実施するこ とで安定した走行距離を実現できるようだが、その場合には車両の価格が割増になるという。

電気自動車が自動車全体の中で割合を伸ばすにはまだ十年単位での時間がかかるとみられているが、環境技術への注目もあって、向こう数十年の間で内燃機関型 自動車から電気自動車へ移行していくことになるだろうという見方をする向きが多い。普及するまでにはこうした問題はひとつひとつ解決することになるとみら れるが、気温の影響で走行距離が大きくかわるというのは発展する技術の途中経過として興味深い。

今まで考えもしませんでしたが、電気自動車の走行距離が気温に左右されると知って、そうか、電池で走るんだから当然だなぁと思いました。でもまだまだ研究途上でしょうし、技術の進歩、おそらく一般に普及する頃には問題ではなくなっているでしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿