2010年12月28日火曜日

ガソリンと灯油、価格じわり上昇

 ガソリンや灯油の店頭価格がじわじわと上昇している。昨年末と比べ、レギュラーガソリンは1リットル当たりで7~8円ほど高く、灯油も1缶(18リット ル)で150~170円くらい値上がりしている。米国の金融政策の影響などで国際原油相場が高値を維持しているのが原因だ。正月休みにマイカーで遠出しよ うとしている人たちにとっては厳しい価格動向となりそうだ。

石油情報センターによると、レギュラーガソリンの店頭価格(20日調査)は東京都平均で1リットル=134・8円と3週連続で値上がりした。これから暖 房用の需要が増える灯油も東京では5週連続で値上がりして1缶1503円。他の地域も同様で、大阪府平均のガソリンは131・8円と2週連続、灯油は 1418円と3週連続で上昇した。

原因は原油相場の上昇にある。石油元売り最大手のJX日鉱日石エネルギーによると、アジア市場で取引されるドバイ産原油の12月平均は1バレル=88・ 19ドルと2年ぶりの高値。東南アジア産なども含む同社の原油輸入価格は、1リットル当たりで前月比3・49円高くなった。

相場を押し上げたのは金融市場のカネ余りと欧州を襲った大寒波だ。11月に米連邦準備制度理事会(FRB)が金融緩和策を発表すると、市場にあふれた投機マネーが原油先物市場に流れ込むとの思惑を誘い、相場が上昇。寒波の欧州で暖房用需要が増えるという予想が追い打ちをかけた。

今後については、日本では「デフレ下の価格競争で値上げしにくい状況」(業界関係者)にあり、一本調子で価格が上昇し続けるとの見方は少ない。気象庁に よると、1月の気温は西日本でやや低くなるものの東日本は平年並みで、2~3月は全国的に高めに推移するといい、価格動向は「来春まで一進一退」(同セン ター)とみられている。

ここ最近、ガソリン価格は少し安くなっていた印象でしたが、ここにきてまた上昇ですか・・・。 暖房費、今期は寒い冬なのに、厳しい季節、財布にも厳しいです。年末年始の帰省とかにも痛いです。ガソリンスタンドの経営も厳しいでしょう。買い控えもさることながら、車の燃費向上で潜在需要自体もどんどん減ってるのではないでしょうか・・・。

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