2010年12月31日金曜日

“そうじ小説”って?

 今日で2010年も終わり、いよいよ明日から2011年が始まる。
もう多くの人は大そうじも終わって気持ち新たに新年を迎える準備もできていることだろう。

さて、よくそうじをすると人生が好転するという話を聞く。2005年に出版されたベストセラー書籍『夢をかなえる「そうじ力」』(舛田光洋/著、総合法令出版/刊)や今年流行した「断捨離」などは、そうじには人生を好転させる力があることを説いている。

その、“そうじによる人生の好転”のカラクリを小説で教えてくれる本が、コラムニストや経営コンサルタントなど多方面で活躍する志賀内泰弘氏が執筆した 『なぜ「そうじ」をすると人生が変わるのか?』(ダイヤモンド社/刊)だ。本作は実話を基にした日本初の「そうじ小説」である。

物語は、主人公であるサラリーマン・山村圭介が、通勤途中の公園でゴミ袋を持って空き缶を拾っている老紳士を見かけるところから始まる。なぜ、ゴミを拾っているのか疑問を抱いた圭介はその老紳士に話しかける、「どうしてゴミを拾っておられるのか」と。

老紳士の答えはこうだ。
「そうじをすると、得することがあるんじゃな」

得とは、何か?
「拾った人だけがわかるんじゃよ」

このやりとりから圭介は、ゴミ拾いが気になり始める。ある日、ふとしたことから、道に落ちていた空き缶を拾う。ここから圭介の周りで様々な変化が見られることとなる…。

本書は3つの短編連作からなり、この3つの物語は登場人物と話の内容がリンクする。巻末では、「気づきのキーワード」解説として、第1話から3話までの重要なキーワードを解説していく。

もちろん、そうじするだけで人生が上向けば苦労はしない。しかし、そうじをすることで自分自身もリセットし、モチベーションをあげるという心理的な作用があるのは確かにそうだろう。そうじの大切さを教えられる1冊だ。

「そうじ」=「自分磨き」なんでしょうね。今年流行した「トイレの神様」の歌詞の中の、おばあちゃんの遺した言葉もきっとそんな意味を含んでいるのでしょう。とか言いながら、年末の大掃除、済みましたか??

2010年12月30日木曜日

おみくじ「凶」はどのくらい?

 2011年まであとわずか。正月には、例年多くの参拝客が神社仏閣に初詣に出掛けるが、一年の運勢などを占おうと、おみくじを引く人も多いのではないだ ろうか。おみくじを引いて「大吉」「凶」などの運勢に悲喜こもごもする姿はいわば新春の風物詩。その一方で、各寺社によって吉や凶の割合が違う、などとい う“都市伝説”も飛び交う。実際のところどうなのか。

例年三が日で計約250万人が詣でる鶴岡八幡宮(鎌倉市雪ノ下)。筒を振って番号の書かれた棒を出すおみくじと、箱の中に手を入れて引くハトのお守り付 きの「鳩(はと)みくじ」の2種類があるが、それぞれの内容は同じ。1番から50番まであり、運勢と和歌が書かれている。運勢は大吉、吉など6種類あると いうが、それぞれの割合については「答えられません」と同八幡宮。「おみくじとは神様からの言葉。吉や凶といった運勢に一喜一憂せず、書いてある言葉を真摯(しんし)に読んでほしい。ためになることが書いてあります」と強調した。

県内最多級の初詣客が訪れる川崎大師平間寺(川崎市川崎区)も同様の立場だ。おみくじの7種類の運勢の割合は明らかにしないものの「凶もしっかりと入れている。でも凶が出てもがっかりしないで、書かれている内容に注意して日々を過ごして」と話す。

寒川神社(寒川町宮山)では正月、通常のおみくじと、花言葉が書かれた季節のおみくじ「四季の花みくじ」を楽しむことができる。通常のおみくじは大吉、 中吉、吉、凶が用意されているが、同神社もそれぞれの割合については「公表することはできない」とコメント。その一方で担当者は「『寒川神社で凶を引い た』という話はあまり聞いたことがありませんね」と意味深な言葉を残した。

一方で、東京都内にある浅草寺(台東区)は「吉と凶の割合が大体7対3くらいになっている」と明かす。また、同寺はホームページで「『浅草寺のおみくじ は凶が多い』とよく言われますが、古来の“おみくじ”そのままです。また凶が出た人もおそれることなく、辛抱強さをもって誠実に過ごすことで、吉に転じます」などと記載している。

いずれにせよ吉や凶に一喜一憂しないことが大事、という姿勢は共通しているようだ。おみくじを引いた際には書かれている内容にも、より注目してみては?

”吉や凶といった運勢に一喜一憂せず、書いてある言葉を真摯(しんし)に・・・”そうですよね!! しかし、凶を引くともう一度引き直したくなるのは私だけでしょうか・・・。ところで、引いたおみくじは結んで帰りますよね? 私は大吉を引いたときのみ、持って帰ります。これって、どうなんでしょ?ダメなんでしょうか??

2010年12月29日水曜日

英高速鉄道新車両 日立が1兆円受注へ

 日立製作所が、事業規模で総額1兆円の英国高速鉄道プロジェクトについて、年明けにも新型車両を納入する受注契約を結ぶ見通しとなった。日本は官民挙げ て鉄道や原子力発電などのインフラ輸出に取り組んでおり、日立の受注が実現することで、今後相次ぐ鉄道プロジェクトの獲得にも弾みがつきそうだ。

日立が受注する見通しとなったのは、英運輸省が発注した高速鉄道の新型車両の導入プログラム。ロンドン-マンチェスター間など主要路線の車両を、30年間にわたり最大で1400両納入する内容だ。

日立は「鉄道ビッグ3」と呼ばれる独シーメンスなどを押さえ、2009年2月に優先交渉権を獲得していた。しかし、財政難に苦しむ英国で今春保守党に政 権が交代したことで、同プログラムが英国内の「事業仕分け」の対象となり、プロジェクト自体が立ち消えになる可能性も出ていた。

ただ、日立が納入し、昨年12月に運行した英国で初の日本製高速鉄道が、厳冬でダイヤの乱れが常態化したロンドン近郊でも「唯一大きな遅れなく走行した」(幹部)ことが高い評価を獲得。運輸省側も「日立の提案がベスト」との報告を挙げているという。

英国財政の関連で、事業規模が当初より小さくなる可能性が残るが、日立は受注が決まり次第、英国に新工場を建設する。今後は近隣諸国にも売り込みをかける方針で、中西宏明社長は「プログラムを受注してから、欧州全土を攻める」と述べた。

すごいですね日立! 今後30年、納入し続ける契約とは!! しかも、これを機に英国に新工場を建設するんですよ!! 非常に頼もしいです。やはり海外インフラ整備事業の魅力は大きいですね。これを弾みに各日本企業、頑張ってほしいです。

2010年12月28日火曜日

ガソリンと灯油、価格じわり上昇

 ガソリンや灯油の店頭価格がじわじわと上昇している。昨年末と比べ、レギュラーガソリンは1リットル当たりで7~8円ほど高く、灯油も1缶(18リット ル)で150~170円くらい値上がりしている。米国の金融政策の影響などで国際原油相場が高値を維持しているのが原因だ。正月休みにマイカーで遠出しよ うとしている人たちにとっては厳しい価格動向となりそうだ。

石油情報センターによると、レギュラーガソリンの店頭価格(20日調査)は東京都平均で1リットル=134・8円と3週連続で値上がりした。これから暖 房用の需要が増える灯油も東京では5週連続で値上がりして1缶1503円。他の地域も同様で、大阪府平均のガソリンは131・8円と2週連続、灯油は 1418円と3週連続で上昇した。

原因は原油相場の上昇にある。石油元売り最大手のJX日鉱日石エネルギーによると、アジア市場で取引されるドバイ産原油の12月平均は1バレル=88・ 19ドルと2年ぶりの高値。東南アジア産なども含む同社の原油輸入価格は、1リットル当たりで前月比3・49円高くなった。

相場を押し上げたのは金融市場のカネ余りと欧州を襲った大寒波だ。11月に米連邦準備制度理事会(FRB)が金融緩和策を発表すると、市場にあふれた投機マネーが原油先物市場に流れ込むとの思惑を誘い、相場が上昇。寒波の欧州で暖房用需要が増えるという予想が追い打ちをかけた。

今後については、日本では「デフレ下の価格競争で値上げしにくい状況」(業界関係者)にあり、一本調子で価格が上昇し続けるとの見方は少ない。気象庁に よると、1月の気温は西日本でやや低くなるものの東日本は平年並みで、2~3月は全国的に高めに推移するといい、価格動向は「来春まで一進一退」(同セン ター)とみられている。

ここ最近、ガソリン価格は少し安くなっていた印象でしたが、ここにきてまた上昇ですか・・・。 暖房費、今期は寒い冬なのに、厳しい季節、財布にも厳しいです。年末年始の帰省とかにも痛いです。ガソリンスタンドの経営も厳しいでしょう。買い控えもさることながら、車の燃費向上で潜在需要自体もどんどん減ってるのではないでしょうか・・・。

2010年12月27日月曜日

羽田空港の「最新みやげ」がおもしろい

交通の要所としてだけでなく、いまや観光スポットとしても大人気の羽田空港。旅行や帰省客が増える年末年始に向け、国際線・国内線ともに、ユニークなお土産も充実している。特に、国際線では、侍(サムライ)をモチーフにした羊羹や、人気アニメの“キャラスイーツ”など、日本を代表する“クールジャパンみやげ”がところ狭しと並んでいるのだ。

10月にオープンして話題になった「羽田空港新国際線旅客ターミナル」(国際線)で注目なのが、「侍月庵」で販売されている「侍羊羹」(1本1000 円)。これは、その名のとおり、侍をイメージした羊羹。刀がモチーフのパッケージがインパクト大で、鞘を抜くと現れる刀身の中に、しっとりとした羊羹がつまっている。味ももちろん本格派なので、日本みやげとしても、気軽な友達へのみやげとしても楽しめる逸品だ。

また、日本を代表する人気キャラクター「キティちゃん」もスイーツに変身! 4色のハローキティの顔の「ハローキティ大福」(1個180円)は、「Hello Kitty JAPAN」で販売されている話題のおかし。夕方には売り切れることもあるほど大人気の商品なので、ゲットしたい人は、空港についたら真っ先に行くのがオススメ。

ほかにも、非常食用のパン缶のパッケージが鉄腕アトムになっている「アトム パン缶」(1個525円)や、日本のスシをイメージした「江戸前焼肉ロール」(1本1260円)など、“クールジャパン”の象徴ともいえる楽しいおみやげが軒を連ねている。

一方、国内線では、限定モノなど、特選スイーツが豊富だ。「ブールミッシュ」(SMILE TOKYO内)からは、「スマイル東京マカロン」(4個735円)が登場。ハート形とスマイルが描かれたキュートなマカロンは、黄色、ピンク、黄緑と、ポップな配色も目を引くので、帰省のお土産にはぴったり。加えて、誰もが知る有名ロールケーキ「堂島ロール」の「羽田空港限定 堂島ロール」(1470 円)など、羽田空港でしか買えない限定品もいっぱい。甘酸っぱく爽やかな味わいのレアな堂島ロールも、変わらず人気なので早めにゲットして!

観光地としても人気の高い羽田空港は、グルメに加えお土産のバラエティも豊富。今年の旅行や帰省の際には、いつもより早めに空港に行ってお土産探しをしてみては?

2010年12月26日日曜日

お寿司、外国でも安全に

 海外で急増しているすし店に衛生面での知識を普及させようと、全国すし商生活衛生同業組合連合会(山縣正会長)が外国のすし店で働く人を対象とした「すし知識海外認証制度」を始める。
 まずは来年1月26、27の両日、シンガポールで初の講習会を開催。東京都内で40年以上すしを握っている山縣会長ら職人たちが同国を訪問、ネタの鮮度を維持するための方法や魚に適した調理法など、基本的な知識を伝える。
 ヘルシー志向の高まりなどから、世界的に和食ブームが広がり、日本の代表的な料理として最近は天ぷらよりもすしの人気が高いという。ところが、「生魚の扱いを知らない外国の料理人たちがすしを握って、食中毒を発生させるケースが少なくない。ここまま放置しては日本のすし文化に傷がつく」と山縣会長。
 そうした危機感から、同連合会の職人が外国へ出向き、魚介類のほか調理器具の扱いも含めて、衛生管理などの基礎的な知識の普及に乗り出すことになった。数時間の講習の後、試験を実施して一定レベルに達した人には認定証のほか、有料でバッジが与えられる。
 山縣会長は「『認定証のある店は安全』と信頼されるように、しっかりと基礎的な知識を教えていきたい」と話している。講習会は2月以降にロンドンでも行う予定。その後も各地に5、6人の職人を派遣して、安全なすし作りの知識普及に努めていきたいという。

良い試みだと思います。認定証やバッジが普及すればいいですね。しかし有料のバッジって、おいくらにしているのでしょうか・・・