2011年1月28日金曜日

三菱自動車、欧州生産撤退か

 三菱自動車は欧州生産拠点からの撤退を検討する。赤字が常態化している欧米生産体制をテコ入れし、経営再建の足かせをはずす。工場のあるオランダで生産子会社の経営陣、労働組合、政府との話し合いを始めており、閉鎖回避策も模索したうえで最終決断を下す。

オランダ工場では現在、欧州向け小型車「コルト」、SUV(多目的スポーツ車)「アウトランダー」を生産している。1月20日に発表した2011 年度から3年間の中期経営計画では世界展開できる車種の開発に集中し、コルトを含め地域専用車は次期モデル投入を取りやめることが打ち出された。オランダ 工場に対してはコルトの現行モデル生産が続く12年までは生産継続を約束しているが、翌年以降の計画は白紙だ。

アウトランダーは08年に日本の工場から生産が一部移管され、稼働の底上げに貢献したが、それでもオランダ工場の稼働率は5割。年20万台を生産できる設備能力を持ちながら、一直体制によって年産10万台に能力を絞ったうえで、この実績だ。

これほどの低稼働に陥ったのには事情がある。三菱自が同工場を他社との合弁から完全子会社へ切り替えたのは独ダイムラー・クライスラー(当時)と資本提携した時期であり、ダイムラー車の生産も見込んでいた。ところがダイムラーは三菱自への経営支援を打ち切り、04年に始めた生産委託も06年に中止。三菱自 は単独で設備を丸抱えし、リーマンショックのパンチも食らって稼働率改善のメドが立たないまま現在に至る。

オランダ唯一の乗用車工場に対しては同国政府の思い入れも強いが、小手先の規模縮小で赤字から脱却できないことは、これまでの実績から明らかだ。大規模な受託生産案件でも舞い込まない限り、閉鎖回避策として他社への売却などを模索していくことになろう。

じつは稼働率は北米工場のほうがはるかに低く、一直体制でわずか2~3割。それでも北米は欧州市場に比べて今後の需要が見込めるとし、米国専用車の廃止後に輸出向けを含め新たな車種を生産することを決めた。「トヨタ自動車ですら地元の猛反対を受けながら米国工場の一つを昨年閉鎖した。より体力が乏しく、再建下にある三菱自こそ欧米の生産リストラは至上命令だ」と同社の再建を支援する三菱グループの関係者は指摘する。北米生産の存続を決断した以上、欧州からの生産撤退は避けられないというわけだ。

新中計では環境対応車開発、新興国開拓に多額の投資を行う。タイ、中国、ブラジルで生産能力を 増強し、ロシアでも新型SUVの本格生産を始める。ただ、成長分野への前向きな取り組みだけでは計画は完遂できない。並行して三菱グループ各社が引き受けた計4400億円の優先株、7700億円の累積損失、そして先進国での過剰供給という三つの“負の遺産”を処理して初めて、目標に掲げた「中計期間中の復配」が見えてくるのだ。

先日発表された、ダイハツの欧州撤退に続き、三菱もですか。 そういえばダイムラーと資本提携していましたね。その時と状況が変わってますし、先の見込めそうにない市場からの撤退は勇気のいる決断なのでしょうが、仕方のないことなのでしょう。近いうち正式発表されるのでしょうか・・・。

2011年1月27日木曜日

阪神タイガース、新マスコット誕生

 プロ野球・阪神タイガースがかねてより募集していた球団マスコットキャラクター・ラッキーの弟の愛称が「キー太」に決まり27日、兵庫・西宮の球団事務 所で初お披露目された。キー太は明るくて涙もろい癒し系キャラで、同球団では1994年に誕生したラッキー以来、17年ぶりの新キャラクターとなる。

長年活躍するトラッキー、ラッキーに共通する“キー”に、活発でかわいらしい男の子を連想させる文字として“太”をつけたといい「ちょっぴりどんくさいけれど、明るく一生懸命な男の子というイメージ」に合致した名前として、応募総数1万7016件のなかから選定された。

キー太は来月1日より沖縄・宜野座にて行われる春季キャンプから活動を開始。シーズン中は、トラッキーやラッキーと共にファンサービスに努める。

2011年1月26日水曜日

日航、定時到着率で2年連続世界一

 経営再建中の日本航空は26日、スケジュール通りに航空便が到着するかを示す「定時到着率」の2010年ランキングで、2年連続で世界一位になったと発表した。調査は米調査会社コンデューシブテクノロジー(オレゴン州)が、世界の大手航空会社33社を対象に行っている。日航の定時到着率は89・90% で、全日空やシンガポールエアラインズなどを抑えてトップの座を守った。

東京都品川区の日航本社で同日、表彰式が行われ、コンデューシブ社のジェフリー・ケネディ社長は「日航はグループ全体で高水準のサービスを提供して健闘した」と祝福し、日航の大西賢社長に記念の盾などを手渡した。

日航は会社更生法を適用申請した昨年1月以降、人員削減とともに、客室乗務員や機長が総出で機内清掃を行うなど空港での作業の効率化を徹底しながら、発着時間の厳守に取り組んできた。

大西社長は「大変光栄だ。早期の会社再生の活力になる」とあいさつ。表彰式後、記者団に対し、「現場が想像以上に努力してくれた。ぜひ3年連続世界一を目指したい」と意気込んだ。

このような表彰制度があったのですね。整備やサービス、すべてがうまくかみ合わないとこのような高水準は保てないと思います。苦しい中、社員のみなさんの日々の努力の賜です。 あっぱれ!!